尾道市民270人が穿いて育てるリアルユーズドデニム 来年2月発売

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 広島・尾道の市民約270人が1年間穿くことで「本物」のユーズドデニムを育て、町おこしと絡めてデニム産地の認知拡大を目指す「尾道デニムプロジェクト」が、今年1月から進行している。プロジェクトを監修するのは、広島出身で「Denime(ドゥニーム)」を設立し、現在は「RESOLUTE(リゾルト)」のデザイナーを務める林芳亨(はやし よしゆき)。クオリティの高いデニムの良さや尾道の魅力を、世界共通語の「デニム」を通して発信していくという。

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 「尾道デニムプロジェクト」は、「RESOLUTE」の国産デニムを市民が1年間穿くことで「本物」のユーズドデニムを作るという世界初の試み。プロジェクトチームには、海外の有名メゾンからオーダーを受ける福山のカイハラや洗い専門工場の仁多産業などが参加している。

 制作中のデニムは、今年1月に尾道市民約270人に2本ずつ計540本を配布し、各参加者が2本のデニムを1週間ごとに穿き替えている。穿いていない方のデニムは専門の職人によって洗いがかけられており、使用と回収、洗いのローテーションが1年間繰り返される計画で、プロジェクトを主導する「ディスカバーリンクせとうち」の担当者は「着用されたデニムは市民それぞれの職業や使用状況によってシワやアタリ、色落ちに個性が生まれ、それに合わせて洗いや加工の方法を変えることで個性をより際立たせる」と話している。

 公式ホームページやFacebookではプロジェクトの進捗状況が随時発信されており、「自分も参加したい」「町おこしとして新しい」といった反響が国内外か寄せられているという。経年変化や個体差の検品やリペアを経て完成したユーズドデニムは、尾道市の商店街にある回収スペースを売場にアレンジし、来年2月に販売される予定だ。

■尾道デニムプロジェクト
 http://www.onomichidenim.com/