失敗しない社会人の相談の仕方

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 学生から社会人になったとき、まず気をつけなければいけないのがマナーだ。
 言葉遣いや礼節といった基本的なマナーが身についているかいないかで、相手に与える印象は全く違うものとなる。
 同僚、取引先と信頼関係を築くのにもマナーが身についていなければ、信頼を得ることはできないはず。

 『その自己中マナー、失礼です!!』(河村晴美/著、経済界/刊)では、「イマドキの若者は…」と思われないための、失敗しない礼儀作法で自分を活かす方法を紹介する。

 同じ内容なのに、なぜか動いてしまう言い方もあれば、拒否したくなる言葉もある。その違いの原因は“クッション言葉”にある。クッション言葉とは、相手にとって少しきつく聞こえたり、難しいことをお願いするときなどに、一言添えることで柔らかい表現に変わり、相手が受けとめやすくなる言葉のことだ。ワンクッション入れて相手が受けとめやすくする気づかいの言葉を添えるだけでも、相手への印象は良いものとなる。

 仕事のホウ(報告)レン(連絡)ソウ(相談)は社会人の基本だ。ただ、ホウレンソウのソウ(相談)は、学生時代と社会人では定義がまったく異なるので気をつけなければならない。
 学生時代の相談は、相手に解決策や話の着地点などは特にはっきりしていなくても問題はなかったかもしれない。しかし、社会人における相談は、自分で仮説をたてて複数案を考え出し、その選択肢の根拠も説明できる状態にして、相手にお伺いを立てることだ。
 「○○の件について、どうしたらよいのでしょうか」なんて聞いては、上司に叱られても仕方ない。上司から見ると、この相談の仕方は仕事を放棄しているように見えてしまうのだ。社会人の相談とは、選択肢をつくって、提示することだ。相談するということは、提案するということでもある。実は、自分の能力の高さを見せる、とても有効な手段なのだ。

 何か失礼なことを言って、無くしてしまった信用を取り戻すのはとても難しい。そんなことになる前に、正しい礼儀やマナーは新人のうちに身につけておくべきではないだろうか。
(新刊JP編集部)