ジョニー・デップ、捨て身のアクション!あやうく顔をつぶされそうに…俳優としてのこだわり
俳優のジョニー・デップが、往年の人気テレビシリーズを基にした映画『ローン・レンジャー』の撮影を振り返り、その体を張ったアクションの一端を明かした。CGをほとんど用いなかったという本作でジョニーは馬や列車上でのアクションに挑戦。落馬経験を告白するなど、撮影の過酷さをうかがわせた。
これまでにも映画の撮影で馬に乗ることはあったというジョニー。「乗馬の腕は悪くないんだよ」と自信をのぞかせたが、その一方で本作撮影中の落馬事故に言及。「僕らはいくつかの道を通るようにしながら、馬をガンガン走らせていたんだ。全て順調に行っていたけど、カメラ搭載車にもっと近づくために通り道を変更した。走る気満々のスカウト(馬)は、障害をいくつか飛び越えることに決めたようだけど、乗り手がまずかった」と当時を振り返った。
「何が何だかわからないまま、あっと言う間に、スローモーションでそれは起こったんだ」というジョニーは、馬から落ちそうになり、たてがみにしがみついたとのこと。「奇妙なことに、普通考えられているような感覚にはならなかった。恐怖を感じるとか、アドレナリンが出るとかいわれているけど、一部始終を僕は単純にとてもクリアに眺めていたんだ」。
馬の背に戻れないことを悟ったジョニーはあえて自分から地面に落ちることを選択。そのときのことについても「偶然にも馬が両前足を上げてくれて、僕は踏まれずに済んだんだ。踏まれていたら、その瞬間につぶされていたよ。あの馬の直感のおかげで助かったんだ」と幸運に助けられたと語っており、まさに危機一髪だったことを明かした。
だが、そうした危険はジョニーがスタントマンを使わず、自らアクションに挑むことを決意したからこそもの。「あのアクシデントは不可抗力だったね。いや、アクシデントといえるかどうかも定かじゃないな。馬にいじめられたんだよ」と笑ったジョニー。彼の俳優としてのこだわりがよくわかるエピソードだろう。(編集部・福田麗)
映画『ローン・レンジャー』は8月2日より全国公開