映画監督・園子温 「田舎でこういう名前だとイジめられましたね」

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園子温監督が総指揮をとった連続ドラマ『みんな!エスパーだよ!』で、エンディングテーマ『夜間飛行』を手がけているのが、新星・石崎ひゅーい。“子温”“ひゅーい”と、ともに珍しい名前を持つ2人が現在発売中の『クイック・ジャパン』vol.108で対談し、お互いの名前について、このように語っている。

園 「兄弟がみんなヘンな名前なんでしょ?」

石崎 「弟がなっしゅで、お姉ちゃんがきららなんです。園さんのご家族も?」

園 「エリカとか、ヤクモとか、アリックっていうんですよ。今はまだマシかもしれませんが、田舎でこういう名前だとイジめられましたね。ヘンな名前が、ユニークだねっていうことにはならないから」

「イジメられた」という園に対し、「イジメられることはなかった」と語る石崎。“ひゅーい”という名前は、母親がデヴィッド・ボウイ好きで、ボウイの息子がゾウイだったところから、それが“ひゅーい”に変換されたそうで、石崎は「なんて適当な人なんだ」と思ったそうだが、園も、いまだに名前に葛藤があるようだ。

園 「僕はねえ、今でもなんでこの名前なんだろうって思ってる。子音って名前、意外とファンタスティックっぽいから、何も知らない人は『ネバーエンディング・ストーリー』みたいな映画を作ってるんじゃないのかなって、ヘンなイメージを持たれそうで。もうちょっとグロくてもいいかなと思って、濁音にしようかと思ったことがある。ゾノジオン!」

これに対し石崎は、「すごいマザコンなんですよ、僕」と、自分の名前に肯定的。石崎の家では、ガラス中にデヴィッド・ボウイの「ROCK'N'ROLL SUICIDE」の歌詞が彫ってあるそうで、石崎は、「そのくらい好きな人の子供なんだから、この名前でもしょうがないかな」と、理解のあるところを見せている。

◆『クイック・ジャパン』vol.108(2013年6月12日発売/太田出版)