違う環境で育った2人……驚くこともありますよね!
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恋人と付き合いが深まっていけば、家族と対面する瞬間は必ず訪れるもの。どんなに愛しあう2人でも、育った環境や家庭の常識や価値観は違う部分があり、時にはビックリするような行動を目にすることも。皆さんは、恋人の家族に対面して、驚いたエピソードはありますか?

“恋人の家族”の行動に、ビックリさせられた瞬間は?


周囲の友人からも、色々なエピソードが集まりました。

・ 彼の母親は、いつも下着同然の格好でうろついている。成人した弟も、母親と腕を組んで出かける。不思議。(女性/30代)
・ 一緒に食事をすると、毎回、当然のように彼に支払いを頼む彼の両親。これって普通なの?(女性/20代)
・ 元カノの家族の夕食が、全員コンビニの菓子パンだった(男性/30代)
・ 彼の両親に、「嫁に来るなら、阪神ファンじゃないと無理だから」と面と向かって言われた(女性/30代)
・ 家の中でも、常に「英語」で話そうとする彼の家族。5歳の子の質問に答えられず、白い目で見られた(女性/30代)
・ 結婚の申込みに行ったら、近所じゅうへの「挨拶まわり」を一緒にさせられた。やっていけるか不安になった(男性/30代)

食事、家のなかでの過ごし方、金銭の価値感、人付き合い……などなど。「他人の家は、それぞれだし」と割り切ってしまえないのが、“恋人の家族”という存在の難しいところかもしれませんね。この先ずっと付き合っていくのかも……と考える恋人であればあるほど、「自分はこの家族に馴染めるのだろうか」と、少し不安になってしまうこともあるのでしょう。

大都会NYで、フランス家族が大暴れ!


今週末、7/27(土)公開の『ニューヨーク、恋人たちの2日間』では、まさしくこうした状況が描かれています。
現代美術家のマリオンと、ラジオDJのミンガスは、フランス人とアメリカ人、お互いに子持ちのカップル。2人の暮らすNYのアパートメントに、フランスからマリオンの家族がやってくるところから映画は始まります。

しかし、この家族がとにかく一筋縄ではいかない人ばかり。税関で捕まったり、老人なのに、子供のようにふざけてはしゃいでばかりの父親。露出狂で色情狂(!?)な一面のある妹。その妹の彼氏も、口先ばかり、嘘ばかりの適当男で、マリファナをエレベータ内で吸ったり……etc。相次ぐトラブルに、マリオンは「自分の家族は異常なの」と、ミンガスに謝罪。「確かに、こりゃ困った家族だな。大変だろうな」と思いながら見ていたら、マリオンもやはりこの家族の血を引く1人なのだと分かる、トラブルメーカー(!?)な性格が、徐々に露呈。その場しのぎの作り話で、隣人トラブルを悪化させたり、姉妹喧嘩によって、ミンガスの仕事を台無しにしたり、自身の大事な個展でもおかしな行動をしたり……。

たった2日間とは思えないほどのトラブルの数々に、ついには、彼女を愛し、深く理解しているはずのミンガスも怒り爆発。家族に関係をかき乱されてしまった2人は、どうなる!?

1人で5役を努めた、女性監督の力作


前作『パリ、恋人たちの二日間』に続き、主演女優のジュリー・デルビーが監督・脚本・製作・音楽の5役を担当した今作。女優としての代表作は『ビフォア・サンセット』などですが、実は監督志望でもあり、ニューヨーク大学で映画製作を勉強、これが長編監督として第3弾の作品となります。主人公マリオンと同じく、“独特の世界観を持ったアーティスト”という雰囲気の、知的なパリジェンヌ監督です。

ラヴ・コメディのポップさはありながら、どこかシニカルでアーティスティック、テンポのよい会話のやりとりにクスッと笑わされてしまう場面もたくさん。NYの街並みを切り取った映像や軽快な音楽も、映画の雰囲気を盛り上げています。ヴィンセント・ギャロがユニークな本人役で出演しているのも、見所の1つ。見終わった後には、「家族って、人生って、いびつで愛おしいものだな」なんて微笑ましい気持ちになれる、そんな映画です。

愛する恋人(配偶者)と生きていくにあたって、切っても切り離せないのが、“家族”という存在。色々と違う部分はあるでしょうが、できるだけ、仲良くやっていけるに越したことはないものですね。皆さんは、「恋人の家族」の行動に驚いた経験がありますか? 
(外山ゆひら)