写真提供:マイナビニュース

写真拡大

日本が世界に誇るサブカルチャーのひとつ、まんが。海外でも高い評価を受けており、『ドラゴンボール』や『スラムダンク』『花より男子』など広く翻訳出版されているものも少なくありません。

こうしてみると、海外では冒険ものやスポーツもの、学園ものなどさわやか系のストーリーが人気を博しているようですが、数あるジャンルの中、日本で古くから固定ファンを獲得しているボーイズラブ(BL)本って海外にもあるのでしょうか。日本に住んでいる20人の外国人に聞いてみました。

■ある(台湾/40代前半/男性)

■あります(カナダ/ 20代後半/男性)

■あります(マリ/30代前半/男性)

残念ながら(?)、「ある」と答えた人はたった3人でした。意外だったのはイスラム教徒が多数を占めるマリにもBL本はあるとのこと。マリといえばアフリカ西部の内陸国で、多くの人にとってかなりベールに包まれた国だと思いますが、腐女子なら国境も言葉の壁も超えて話に花を咲かせることができそうです。

■漫画はそんなに人気ではないです(スペイン/30代前半/男性)

■漫画は読まないので(スウェーデン/40代前半/女性)

■知りません(ドイツ/30代後半/男性)

■知りません(ブラジル/50代前半/女性)

まんが自体に興味がなさそうな回答も見られました。まんがは子供の読むもの、と認識している人も多いので大人に質問している以上、こういう回答はありそうですね。また、いわばハーレクインロマンスのようなBL本は、男性にとって興味がなく分からない、ということもあるのかもしれません。

■内容によってです。ひどかったら法律で販売禁止されることもあります(タイ/30代前半/女性)

■宗教を重んじる国ですので、BL漫画が禁じられます(インドネシア/40代前半/女性)

■今まで聞いたことがありません(イラン/20代後半/女性)

BLは同性愛がテーマゆえ、宗教で禁じられている国もあります。インドネシアの場合。バリ島以外の地域ではイスラム教徒が多いので、禁止というのもうなずけます。また、過激な内容のBL本も少なくないため、風紀の取り締まりのためにも内容によっては販売禁止というのも納得です。

■よく知らないけど、ないと思います。母国では、ある程度の大きさの都市ならBLばりの同性愛の男性が、そこら中で堂々と過ごしているので……(オランダ/30代前半/男性)

オランダは世界に先駆けて同性同士の結婚が合法化された国です。同性愛自体が珍しくないので、とりたててテーマにしないのでは、ということですね。ただ、「BLばりの」というと耽美(たんび)な美少年同士の印象ですが、実際はマッチョなお兄さん同士なのではないかと思います。

■私の知っている限りでは、ありません(ロシア/20代後半/女性)

■あるのでしょうか……ない方だと思います(フランス/20代後半/女性)

■あるかもしれないですが、知らないです(中国/20代後半/女性)

きっぱりと「ない」と答えた人が多かった中、何となく「自分が知らないだけで、実はあるのかもしれない」と思っている人も見られました。その国の文化的背景もさることながら、回答者の性別や年齢層から察するに、腐女子の気持ちがちょっと理解できてしまい、「もしかしたら需要があるのかも」と思うのかもしれません。

筆者は腐女子ではありませんが、マリのBL本にはかなり興味をそそられました。日本の作品が翻訳されていても驚きですが、マリで制作されたオリジナル本があるのなら、是非とも読んでみたいですね。

(岩佐史絵)