結婚しよう――70年越しの約束を果たして結婚した老夫婦の感動する話

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「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない」(コリント13章)

結婚式で必ず読まれる一説ですが、今、世界で最もこの言葉がふさわしい新郎新婦がイギリスにいます。

妻ブリュエット(87)と夫ハンフリー(89)は、つい先週結婚式を挙げたばかり。お互いの家族に祝福され、夏のイギリスの太陽の下で、つつましくも暖かい式になったと関係者は笑顔で語ります。

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2人の物語は、第二次世界大戦の前にさかのぼります。10代後半に出会い、デートを重ねた2人ですが、ブリュエットの両親は交際に大反対。ハンフリーが贈った数々の手紙は、彼女の目に触れることなく処分されてしまいました。

その後、彼らは別々の相手と結婚し、ブリュエットはニュージーランドに移住。その後70年に渡り、彼らが再び会うことはありませんでした。

2人が互いの生存を知ったのは最近のことだったといいます。ブリュエットの娘が連絡を取り合うよう計らい、70年越しの再会、そして結婚に至ったのでした。ブリュエットの前夫は11年前に、ハンフリーの前妻は昨年亡くなっています。

ハネムーンの予定はないと言います。

「私たちが共に過ごす時間が長くないけれど、これは私たちが持てるはずのなかった時間なの。2人とも年をとって、身体も弱っているけれど、恋する気持ちは18歳の頃のまま。すべてのできごとが幸福で、これ以上ロマンチックなことなんて私にとっても彼にとってもありえないわ」

暖かい庭で陽光を浴びながら、2人はただ穏やかに、手を取り合って座っているのでした。

※ 当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:NZ herald Couple wed after 70 years apart
http://www.nzherald.co.nz/lifestyle/news/article.cfm?c_id=6&objectid=10901159