有機・無添加食品の通信販売を行う「オイシックス」。2000年6月、マッキンゼー・アンド・カンパニーに在籍していた高島宏平氏が代表となり設立した会社です。創業直後の2000年6月の注文は、1日わずか2件。そんなオイシックスでしたが、高島氏の素晴らしい手腕もあり、創業4年目で黒字化。2012年3月期では売上高126億円に達し、二桁成長が続いています。
 
 そんなオイシックス設立の陰に、漫画『サンクチュアリ』の存在があったことは、あまり知られていません。

 『サンクチュアリ』とは、カンボジアの内戦で孤児となった2人の少年が、日本を立て直すために、1人は政治家になり、総理大臣を目指し、もう1人は裏の世界でヤクザ組織の組長になることを目指す物語。どちらの道を進むかは、サイコロを振って決めました。

「私はマッキンゼーに『マネージメントを学びに行く』と誓いをたて、仲間には、インターネットのオペレーションを勉強し、システム会社に行ってお金をどこに投資すればよいかを勉強してくれ、と。皆で別れと誓い合ったわけです。サイコロは振りませんでした。三年ぐらいで合流しようと言ってたんですが、結果二年ちょっとで合流しました」(高島氏)

 書籍『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』では、高島氏のこんな知られざる過去が紹介されています。また、ジャンプで好きな漫画についても回答。なんと、落ち込んだ時に手にする漫画は、漫画『スラムダンク』の13巻だそうです。

 『スラムダンク』の13巻といえば、神奈川県大会の決勝リーグ真っ只中。海南高校との熱戦を描いている巻です。キャプテンの赤木が足を負傷してしまい試合続行が不可能に。マネージャーが出場続行に難色を示すと、「骨が折れてもいい...歩けなくなってもいい...!!やっとつかんだチャンスなんだ...!!」と、強い決意を示す。それを聞いていた桜木は、「打倒海南!」と赤木にエールを送りコートに戻るのです。

 バスケットの才能に恵まれていながらも、湘北高校での赤木は自分の力を発揮できずにいました。しかし、個性的で有能な仲間が次々と加わり、神奈川県王者・海南撃破も夢ではないところまで迫った矢先での負傷。赤木の無念な思いと桜木の優しさが13巻のクライマックスとなっていました。

しかし、高島氏は別のところで感涙したといいます。

「赤木の怪我で、流川が覚醒するところにシビれた。チームの大黒柱だった赤木が怪我でコートから去る。流川は赤木の穴を埋めるため、前半だけで25得点する。秘められた才能が一気に開花した流川の圧倒的かつ華麗な攻撃がひたすら描かれる。流川は普段から無口で不器用なキャラで、口で励ましの言葉を言わない。でもその代わりにプレイで見せようとする。海南大附属を向こうに回し、一人で切り裂いていく」

人によって好きな漫画・場面は違います。あなたが「ジャンプ」で好きな漫画は、そして、好きな場面はなんですか?



『団塊ジュニアのカリスマに「ジャンプ」で好きな漫画を聞きに行ってみた』
 著者:岩崎 大輔
 出版社:講談社
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