フェンディ、ローマの歴史的建造物に新拠点

写真拡大

 「FENDI(フェンディ)」が、ローマ・エウル(EUR)地区の記念建造物「イタリア文明館(Palazzo della Civilta'Italiana)」に本社を移転する。EUR S.p.A.との間で15年間の提携合意に至ったことを発表。1階部分に展示スペースを設け、クラフツマンシップが反映された作品発表や展示会などを一般公開する場として活用する。

記念建造物内にフェンディ新本社の画像を拡大

 「FENDI」の新本社が入居予定の「イタリア文明館」は、ローマ万国博覧会(第二次世界大戦により中止)の開催に向けて開発が進められた1930年代末に建築家のジョヴァンニ・グエリーニとエルネスト・ブルーノ・ラパドゥーラ、マリオ・ロマーノらによって建てられた記念建造物。四面のファサードには28体の像が飾られ、それぞれがイタリア国民の芸術と工芸を表現しており、各ファサードには碑が刻まれている。

 「FENDI」とEUR S.p.A.は、歴史遺産の価値を高めて支援するという構想をさらに前進させるため、「FENDI」の本社移転に関する合意に達した。「FENDI」会長兼CEOのPietro Beccari(ピエトロ・ベッカーリ)は、「イタリアの文化遺産に注目し、誰もがそこにアクセスできるようにすることで、コミュニティに新しい息吹を与えます」とコメントを発表。1 階に設ける1000平方メートル規模のパブリック展示スペースを通じて、「メイド イン イタリー」の創造力やデザイン、工芸に敬意を表する。なお「FENDI」は、ローマ市内にある歴史的な噴水の修復および保護を目的とした「FENDI for FOUNTAINS」プロジェクトの一環として、「トレビの泉」の修復計画に212万ユーロ(約2億5800万円)を寄付している。