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 大相撲名古屋場所(7月7日〜21日=愛知県体育館)は横綱・白鵬(28=宮城野)が13勝2敗で、独走の末、3場所連続26度目の優勝を果たした。白鵬は春場所初日から続けていた連勝記録こそ、43でストップしたが、優勝回数でモンゴルの先輩横綱・朝青龍の25回を抜いて、史上単独3位となった。

 千秋楽から一夜明けた22日朝、白鵬は「40連勝と優勝という、場所前の目標を達成した満足感がある」と笑顔。同時に、「尊敬する大鵬さんの32回という優勝回数に近づく目標がある。夢が目の前にやってきたなという感じ」と、史上最多優勝の更新を見据えた。

 今場所の白鵬はライバルがあっさり脱落していくなかで、まさしく一人旅状態。12連勝を挙げた大関・鶴竜戦で右脇腹を痛め、優勝を決めた13日目の大関・琴欧洲戦で勝ったものの、ケガを悪化させ、14日目の大関・稀勢の里戦で連勝ストップ。千秋楽の横綱・日馬富士戦は、いいところなく押し出されてしまった。しかし、優勝が決まった後の2連敗で、ダメージは実質的になかった。

 綱獲りが懸かっていた稀勢の里は7日目で3敗を喫し、早々に優勝戦線から消えた。日馬富士は8日目から3連敗し、2ケタの10勝を挙げるのがやっと。珍しく琴欧洲が10日目まで1敗で健闘したが、11日目から5連敗で、終わってみれば、恒例の1ケタ勝利(9勝)で終わった。他の大関は鶴竜が10勝、琴奨菊が9勝で、優勝争いにかすりもしなかった。

 最後まで白鵬を追走したのは、幕内下位の碧山(東9枚目)、魁聖(東12枚目)の2人。こんな状況を許した日馬富士や大関陣は、なんとも情けないというしかない。

 優勝争いにすら絡めなかった日馬富士、綱獲りが白紙に戻った稀勢の里には猛省をして、来場所に臨んでほしいものだ。
(落合一郎)