『永遠の0』の会見に登壇した三浦春馬

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百田尚樹の同名ベストセラー小説を、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの山崎貴が映画化した『永遠の0』(12月21日公開)が完成。本作の完成報告会が、7月22日にグランドハイアット東京で開催。主演の岡田准一、三浦春馬、井上真央、山崎監督、原作者の百田尚樹が登壇した。主演の岡田は「重い役で、準備にはそうとう時間をかけさせていただいた。プレッシャーを感じながら、みなさんと一緒に暑い夏を乗り切りました」と、確かな手応えを口にした。

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完成した映画を百田の隣の席で見たという岡田は「最初の頃から百田さんがボロボロ泣かれてて。涙を見て、安心しました」と安堵の笑顔を見せた。百田は、これまで何度も映像化の提案をされてきたが、満足の行く脚本がなかったと熱く語り、今回山崎監督と林民夫が手掛けた脚本については「これは素晴らしい!」と絶賛し、さらに映画についても「感無量です」と賛辞を述べた。井上も完成した映画について「内容を知っているのに、感動と衝撃を受けました」とうれしそうに語った。

また、三浦は本作について、「役者として、成長できたんじゃないかと思いますし、僕の本当のおじいさんのルーツを知るきっかけとなった作品でもあります」と、彼の祖父も特攻の予備学生だったことを真摯な表情で述べた。さらに故・夏八木勲との共演について「素晴らしい時間を過ごさせていただきました。現場ではパワフルで、病気を抱えていたとは全く気づきませんでした」と振り返り、映画を見た後の感想について「空に向けて、夏八木さん、あの時はどんな気持ちだったんですか?と、感謝の気持ちを空に向けて放ちました」と語った。

原作は、百田の作家デビュー作。現代を生きる青年・佐伯健太郎(三浦春馬)が、フリーライターの姉・慶子(吹石一恵)と、太平洋戦争での特攻で戦死した祖父・久蔵(岡田准一)の過去と向き合っていく。山崎監督は「襟を正してやらなければいけない。いつもよりハードルを高く設定しました」とのことだが、何度も本作を褒め称えた百田の表情からは、かなりの満足度が伺えた。【取材・文/山崎伸子】