日経平均は年内2万円奪回へ。中小型株で第2のガンホー狙い
「セル・イン・メイ(5月に株を売れ)」の格言通り、5月の日本株市場は波乱に見舞われた。昨年11月からのアベバブル第1弾は、とりあえず終了した格好だ。しかし、その上昇過程では、多くの個人投資家が資産を膨張させてきた。特に個人投資家に人気のガンホー株は、年初から約20倍に化けている。5月の日本株下落は、ファンダメンタルズ的な要因ではないとの声がもっぱらだ。ならば、下押しした今こそ、第2のガンホーを狙う好機だ。


年後半に向け、日本株の買い手は、ますます増える

「相場にとっては、目先はいったん調整したほうが健全だと思っていた。米国の金融緩和の出口戦略についても、近い将来、相場はポジティブに反応するはずだ。ファンダメンタルズ的には、相変わらず日本株に大きな売り材料は見当たらず、外国人投資家にとっても、日本株を持たざるリスクが台頭している」とは、国内証券会社で投資情報部長などを経験してきた株式ストラテジストの中西文行さん。

5月までの日本株上昇は、外国人投資家や一部の個人投資家が支えてきたが、ここからは日本の富裕層がようやく重い腰を上げて、乗り出してくるという。「富裕層が動かす相場は本物だ」(中西さん)

一部には、7月の参院選後を危ぶむ声もあるが、これに対しても中西さんは否定的だ。「このままいけば、自民党圧勝で衆参のねじれが解消される。さらに思い切った政策を打ち出せることになるわけだ。日銀にしても、最低でも現状維持、何かあれば追加緩和策を用意してくるはずだ」

一方、証券会社はこの夏のボーナスで株式投信を押してくるのは間違いないだろう。投信を通じて、株式市場に資金が流入することになる。

「最後の慎重な買い手だった国内の金融法人も年後半には出てくるはず。外国人投資家は連続で買い越しているが、まだ余力は十分。『デフレを脱却する国の株は買い』というのが、グローバルファンドの考え方である以上、これからも日本株を積極的に買ってくるはずだ。日経平均は、年内1万8000円。うまくいけば、2万円の大台乗せも十分に可能性がある。個人が投資するなら、成長分野の中小型株投資がオススメだ」(中西さん)

中西さんが狙う第2のガンホー候補10銘柄

インタースペース
市場・コード:東マ・2122 株価:726円 売買単位:100株 PER:13.7倍 PBR:2.17倍

アフィリエイト広告の「アクセストレード」を運営。足元の業績も好調で、今期は増配予定。9月本決算。

アドウェイズ
市場・コード:東マ・2489 株価:10万2300円 売買単位:1株 PER:23.3倍 PBR:1.69倍

パソコンや携帯電話のアフィリエイト広告会社。韓国を中心にアジアにも積極的に進出。業界の草分け的存在。

バリューコマース
市場・コード:東1・2491 株価:12万1800円 売買単位:1株 PER:29.4倍 PBR:5.67倍

ヤフーが筆頭株主のアフィリエイト広告会社。業績は連続で最高益を更新中で、配当もそのつど増配している。

インフォマート
市場・コード:東マ・2492 株価:4075円 売買単位:100株 PER:49.9倍 PBR:10.34倍

ネットのフード業界向け発注システムを提供。企業間電子商取引(B to B)プラットフォームで先行。大幅増配予定。

アクセルマーク
市場・コード:東マ・3624 株価:491円 売買単位:100株 PER:ー PBR:1.45倍

ネット広告会社セプテーニの子会社。ソーシャルゲームが主力。スマホへの展開も視野に入っている。

エニグモ
市場・コード:東マ・3665 株価:1万6460円 売買単位:100株 PER:63.1倍 PBR:24.46倍

ファッションや服飾小物中心のソーシャル通販サイトを運営。スマホを経由した利用者が若者を中心に急増中。