日経平均の週足チャート(1年)。緑が13週、赤が26週、青が52週の移動平均線(出所:株マップ)

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 市場が固唾を呑んで見守った21日投開票の参院選での自民党の獲得議席数は、市場の期待したレンジのほぼ下限でした。

 確かに自民党は改選34議席を大きく上回って現行制度で過去最多の65議席を得る圧勝でした。与党は過半数確保に必要な63を超える76議席を獲得し、非改選の59議席とあわせ135議席となり、安定した国会運営が可能になる「安定多数」(129議席)を得ました。これで、衆参両院で多数派が異なる「ねじれ国会」は解消されます。

投資家の理想とは大きな隔たりがあった参院選の結果

 しかしながらこの結果は、自民党に単独過半数獲得を期待した投資家からは不満が残る内容であり、また、事前の各種報道を受けて市場が織り込んでいた最低限の結果です。

 ちなみに、妄想レベルのあり得ない話ですが、私が考える日本株が急騰するためのベストな結果は、自民党が非改選50と合わせて公明党抜きで単独過半数に達する72議席以上を獲得し、残りを維新とみんなの党が全て占め、他の野党の獲得議席はゼロというものです。

 この極端かつ理想的な結果になれば、「アベノミクス」の第3の矢の成長戦略策定・実行において、利益団体・圧力団体に自民党が配慮し、改革・規制緩和が中途半端になりそうな時に、改革・規制緩和に対して、より急進的な維新とみんなの党がプレッシャーをかけることが期待できるからです。この私の独断と偏見に基づく理想的な結果と、実際の選挙結果は当然のことながら大きな隔たりがありました。

 よって、参院選の結果は当面の日本株にネガティブと考えます。

売りサインが出るまでは強気を維持

 こうなると早晩、日本株のリバウンドは終了するとみるのが妥当です。

 ただし、間違いなく上昇相場が終わったというサインが出るまでは、成り上がりたいあなたは空売りしていけません。つまり、売りサインが出るまでは「強気」維持です。

 なお今回、私が売りサインとして注目しているのは、日経平均の新値3本足の陰転です。これが陰転したら、日本株は調整に入ると考えます。その際の日経平均の押し目メドは13週移動平均線(19日現在1万3968.34円)あたりを想定していますが、オーバーシュートするようなら、26週移動平均線(同1万3009.30円)付近までの下落も十分ありとみています。

 その一方で、新値3本足の陰転するまでは、日経平均は5月23日の1万5942.60円を目指すと考えます。そのケースでは、25日移動平均ベースのボリンジャーバンドの+1σと+2σとの「バンドウォーク」を続ける見通しです。

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