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JR東海はこのほど、東海道本線熱海〜新所原間にて運行管理システムの取替えを実施すると発表した。新所原〜米原間(名古屋地区)では2010年から取替え工事が始まっており、これに続いて静岡地区でも工事に着手することが決まった。

同社の在来線各区の運行管理システム(CTC・PRC装置など)は、1989年から2004年にかけて順次導入され、設備の更新時期を迎えている。これまで、地震・風・雨による運転規制時には指令員が信号機を1カ所ずつ手動で停止信号にしていたが、取替え工事の実施により、今後は運転規制発生と同時に自動で停止信号になるという。

また、指令員の訓練装置に、設備障害時や列車遅延時などの異常な状況を模擬的に作り出す「シナリオ機能」を搭載することで、より実践的な訓練が行えるとのこと。異常時に指令員が行うダイヤ変更操作を支援する機能も追加され、ダイヤの早期回復につながるとしている。CTC装置間の通信回線も光回線化され、伝送品質と伝送量の向上が図られる。

工事費は、名古屋地区と静岡地区を合わせて約95億円。今年夏に着工し、2017年秋に使用開始される予定。先行して工事が進む名古屋地区では、2014年秋に使用開始となる。

(佐々木康弘)