梅雨明けから連日、猛暑が続く日本列島。熱中症で搬送された人は7月に入り、1万3千人を超えた。そんななか、熱中症で入院や通院が必要になった際に保険金が出る傷害保険に問い合わせが増えている。

「やはり猛暑が続いていることから関心が高まっているようで、保険の内容に関するお問い合わせが増えています」

 そう話すのは、au損害保険の広報担当者。同社では、傷害保険の商品「レジャープラン」「スポーツプラン」「ゴルフプラン」の「イチおしコース」と「イチおしプラスコース」というコースに、熱中症補償の特約がついている。保険料はたとえば「レジャープラン」の「イチおしコース」なら一時払で年5340円と、一般的な医療保険より安めだ。18才から65才未満が契約可能で、熱中症による通院や入院などした場合に、保険金を受け取ることができる。

「この商品は夏のレジャーが趣味の人におすすめ。海や山などのレジャーに行こうと思ったときに、その場ですぐに携帯やスマホから申し込むことができます」(前出の広報担当者)

 AIU損害保険の「こども総合保険」は、学生または満23才未満の人を対象とした商品で、熱中症の特約をつけることができる。学校での体育の授業や部活動をはじめ24時間熱中症に備えることができ、「多くのかたにこの特約がついたプランにご加入いただいております」(AIU損害保険の担当者)。こちらの保険料は、ケガや賠償に備えたプランにこの特約をセットして年1万3000円〜1万5000円程度。

 ペットの熱中症に、保険金を支払うペット保険も登場している。アニコム損害保険が販売している「ペット保険」は、犬や猫などが熱中症になった場合にも、保険金を支払う商品だ。ペットを飼う人にとって愛犬や愛猫の熱中症にも関心が高まっており、そうしたことを反映した商品といえそうだ。

 ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは、次のように解説する。

「一般的な医療保険でも熱中症で入院した場合は、補償されますが、こうした傷害保険は医療保険よりも保険料が安く、通院でも補償されるというのが特徴と言えます。熱中症を補償する商品の場合、種類は主に、熱中症の特約を付加するものと、最初から熱中症の特約が組み込まれているものがありますので、傷害保険加入を考えている人は加入前にチェックしたほうがいいかもしれません。野外で仕事やスポーツ、レジャーなどをすることが多い人にはおすすめです」

 これだけ暑さが続く中でまずは熱中症にならないように注意することが大事だが、いざというときのために備えておくのもひとつの手だ。