日本選手が直面した厳しい現実、来季の全英出場枠削減の可能性も(Photo by Andy LyonsGetty Images)

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<全英オープン 2日目◇19日◇ミュアフィールド(7,192ヤード・パー71)>
 第142回全英オープンは2日目が終了。今大会8名が出場した日本勢は松山英樹、片山晋呉を以外の6名が予選落ち。その6名すべてが2ケタオーバーと世界の舞台で厳しい現実を突き付けられた。
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 トータル10オーバーで今季メジャー3戦連続予選落ちとなった藤田寛之は悔しさを隠さなかった。「いい加減結果を出さないと。ワンランクどころか2、3ランク上に行かないと決勝ラウンドで世界のトップ選手と戦うことはできない」。トータル11オーバーフィニッシュの谷口徹も「良いショットはあったけど、ゴルフは数字を作っていかないと。メジャーに何回もでてそれができないところに自分でも腹が立つ」と憤りを見せた。
 だが、選手達は最善を尽くしてプレーをしても、残るのは日本からの出場選手の大半が予選落ちを喫してしまったという結果だけ。全英オープンでは日本からの出場枠が他国に比べて多すぎるという議論がたびたびなされてきたが、今大会の結果は“日本枠をさらに削減すべし”という論調に拍車をかけるかもしれない。
 実はすでに、全英オープンは今年から全出場選手枠自体が削減されている。欧州ツアーでは、これまで与えられてきた対象の大会の上位フィニッシュ選手の枠が削減。米ツアーでも同様の推薦枠は撤廃されている。日本では「ミズノオープン」上位4名に加え、同大会までの賞金ランキング上位2位(有資格者除く)、前年の賞金ランキング2位までなどがあるが、多くの国の選手を拾いたい主催のR&Aとしては日本だけに多くの枠を割く余裕もなくなってきているのが現状だ。
 日本の賞金王として出場した藤田は、予選落ちにもかかわらずBBCのインタビューに呼ばれ、枠を削減されるかもしれないという危機感を覚えたという。「日本人が成績出ていないけどどう思うかというようなことを聞かれました。(日本枠の削減)そういう雰囲気を感じた」。多いものをバランスを取ろうと調整するのは正当なことではあるが、そのきっかけとなったのが日本から派遣された選手のふるわない成績であるならばさみしいこと。メジャーへ出場する選手には日本を代表する立場として責任と奮起が求められる。

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