初の全英も見事に予選通過、決勝でさらなる上位進出を目指す(Photo by Stuart FranklinGetty Images)

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<全英オープン 2日目◇19日◇ミュアフィールド(7,192ヤード・パー71)>
 西日に照らされた18番グリーン。フィル・ミケルソン(米国)、ローリー・マキロイ(北アイルランド)というビッグネーム2人とがっちり握手を交わした松山英樹の表情に安どの色が浮かんだ。
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 イーブンパーからスタートした松山は午後の難しいコンディションの中“73”と耐えてトータル2オーバーでフィニッシュ。スコアは落としたものの順位は20位タイに浮上して決勝ラウンド進出を決めた。松山は2011年、12年マスターズ、2013年全米オープン、そしてこの全英オープンと出場メジャー全試合で予選通過。抜群の安定感を見せつけている。
 苦しいゴルフだった。3番でボギーが先行すると、8番でもボギー。9番はバーディとしたものの、直後の10番でもボギーと思うようにプレーをさせてもらえない。13番パー3では2日連続バーディを奪ったが、「パッティングを修正できなかった」と14番では3パットのボギー。15番ではセカンドをグリーン奥に外して連続ボギーとした。それでも、17番パー5では欲しかったバーディをもぎ取って悪い流れを断ち切ると、大崩れすることなくまずは第一目標としてきた予選通過を決めた。
 この日は昨日とは真逆の方向から強風が吹きつけた。今週に入って一度も吹いていない方向からの風に多くの選手がクラブ選択で戸惑い、藤田寛之も「ショートホールでは4番手くらい違った」と目を丸くした。しかし、松山は「一番最初の練習ラウンドこの風を経験していたのが大きかった。落ち着いてできましたね」と周到な準備が奏功。苦しんだ同組の2人を圧倒する安定感を見せつけた。
 予選通過を果たした今、あとは上だけを見て戦うのみだ。「ミスを少なくした人が上位に来ると思うので、自分ができるように頑張りたい」。手ごたえもある。「ショットが良い感じ。ミスは3、4回くらいに抑えられている。普段打てないショットが打てている」とこの2日間で世界で戦う自信を深めただけに、課題のパッティングがかみ合えば一気に上位をとらえる可能性もある。
 「5打差なんでね」。手の届くところにある頂点を見据えて、怪物の目がギラリと光った。

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