マネー商品は株、投信、外貨だけじゃない。金や国債といった安全圏の商品をピックアップ!ディフェンシブな銘柄を中心に投資初心者向けのポートフォリオになっている。


不動産と金融!
アベノミクス期待の中、不動産と金融に注目したい。上記のJ―REITは都市部のオフィスや商業施設の比率が高く、景気回復とともに不動産価格や賃料上昇の恩恵が大だ。 三菱UFJ FGは国内最大手の金融グループ。インフレへの回帰と、貸出業の好転で業績急拡大に期待したい。じっくり中長期保有がオススメ。

東市朗(あずま しろう)
SAマネジメントオフィス代表●不動産系ファイナンシャル・プランナー。不動産・金融資産などの運営管理業務を行なう。



待機と期待
今後のインフレに期待しているが、個人的にリスクは好まないため、40万円は短期の円定期預金に入れ、今後の金利上昇を待つのが賢明と思われる。
残りの10万円は、日本株アクティブ型ファンドでノーロードのひふみ投信。長期に保有すると信託報酬が割安になるため、同ファンドの積立タイプで保有していくのも楽しみ。

川崎由華(かわさき ゆか)
優益FPオフィス アシスタント●金融商品を販売しないことにこだわり、身近で気さくな存在のFPをモットーに活動中。



短期は損気
今回のようなバブル気味の相場のときはリスク選好が高まり、安定志向の投資商品は市場価格が停滞するのが普通だ。投資は長い目で対応するという原理原則に立ったとき、価格が変わっても価値は変わらない、普段買わないような、たとえば「金貨」のような実物投資をし、安心感を得ながら、投資も勉強する。それが一石二鳥に。

佐藤益弘(さとう よしひろ)
優益FPオフィス代表取締役●相談&実行支援を中心に顧客利益を優先した、フィーオンリーの独立系FP。



資産運用のスタンスは二極化する
今後、さらなる金利低下、将来の物価上昇が予想される。資産運用をする人、しない人の二極化が進み、将来の財産形成に大きく影響するだろう。
インフレリスクの回避として、上記の銘柄を推奨。40万円は、パッシブ運用を中心に投資を勉強する資金として運用したい。値下がりした場合はナンピンもありだ。

伊田賢一(いだ けんいち)
FPウィム代表取締役●証券会社3社に勤務の後、2002年に会社を設立し、独立系FPとして活動開始。



期待から拡大、活況から不測へ
アベノミクスへの期待は大きく、来年3月までに日経平均は2万円台が期待できる。来年にかけて、米国経済の回復をはじめ世界経済も緩やかな拡大に向かう。株はLNG船への大規模投資に動いた商船三井に期待したい。また、ドル高が継続するとみる。
ただし、テールリスクへの注意を怠ることはできない。

※ LNG=液化天然ガス。

植田進(うえだ すすむ)
横浜総合FP事務所代表●独立開業から21年目。独自の活動領域を確立した、日本でも数少ないインディペンデントFP。



投資初心者トライアル
アベノミクスにより期待できる株高・円安。初めて投資をしようと考えている方には絶好の機会だ。
日々のニュースでわかる日経平均や、為替相場と連動する値動きがわかるもの、さらに投資の際のコストが限りなくかからないもの、税金の面で有利なものを選択した。今こそ投資の一歩を踏み出そう。

中村真佐子(なかむら まさこ)
優益FPオフィス アシスタント●住宅ローンや教育資金などの一般家庭内の問題を、FPの視点からアドバイスする。



熱狂に踊らされずに
短期的なブレはありながらも、しばらくの間は強気な見方が続く可能性が考えられる。一方で、少子高齢化が進む人口構成の中で、大きな経済成長は見込みにくい。そのため、運用の際には円安に備えた商品と海外新興国の株式市場の成長も取り入れることが大事。いずれにしても、保有コストの低い商品を選ぶことが大切だ。

栗本大介(くりもと だいすけ)
エフピーオアシス●CFP認定者、1級FP技能士。年間100回を超える講演を行なうほか、ネット上で「FPスクール」を運営。



この記事は「WEBネットマネー2013年8月号」に掲載されたものです。