フィオレンティーナFWステファン・ヨベティッチのマンチェスター・シティ移籍が決まった。フィオレンティーナが18日、公式ツイッターで明らかにしている。

フィオレンティーナのサンドロ・メンクッチ代表取締役は、マンCとの交渉のために、マンチェスター入りしていた。まだ金額は明らかになっていない。両クラブは以前から3000万ユーロ(約39億円)前後で合意していた。これは、フィオレンティーナのデッラ・ヴァッレ・オーナーが求めていた金額だ。

ヨベティッチは『Firenzeviola.it』で、フィオレンティーナに別れのあいさつを告げている。

「フィレンツェのことは忘れない。さみしくなるだろう。とても美しい街で、本当にすべてがやりやすかった。特に人々がね。これからサポーターは少し怒るだろう。それは普通のことだ。でも、僕は決して彼らのことや、フィオレンティーナのことを悪く言ったりしていない。当然だ。だけど、分かってほしい。僕はまだ若い。このユニフォームでは全力を尽くしたんだ。環境を変えたかった。悪いことではないだろう?」

「シティへ行くことにはとても満足している。信じてほしい。みんなにお願いしたいのは、『ガゼッタ(・デッロ・スポルト)』のインタビューをすべて読み直してほしいということだけだ。見出しだけじゃなく、ね。シティはとても重要なクラブだ。プレミアリーグのチームだよ。僕は何かに勝ちたいんだ。それに、親友の(マティヤ・)ナスタシッチもいる」

「僕は素晴らしいチームを去る。ずっとヴィオラカラーとはつながっているし、フィオレンティーナのサポーターであり続けるよ。それは当然だ。スクデット? そうなったらいいね」

ヨベティッチ売却をも二の次として、フィオレンティーナのサポーターを喜ばせたのは、FWマリオ・ゴメスの加入だ。ヨベティッチはゴメスについて、次のように話している。

「会ってはいないけど、本当に強い選手だね。彼と一緒にプレーできたら、素晴らしかっただろうな。でも…。僕はヴィオラのユニフォームで素晴らしい日々を過ごした。加入したときは若かったけど、今は男になって、サッカー選手になって去る。みんな、ありがとう。フィレンツェのことは、そして何より、僕に素晴らしかったフィオレンティーナのサポーターたちのことを、決して忘れないよ」