韓国で大卒者が「高卒」と偽って就職活動、30人枠のうち27人が「ニセ高卒者」というケースも―中国メディア

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韓国紙・朝鮮日報は15日、厳しい就職難の中、韓国の大企業や国有企業の高卒を対象とした募集枠に、大卒の若者が学歴を偽って応募するケースが急増していると報じた。環球時報が伝えた。
韓国では一部大企業や国有企業が毎年一定数の高卒者を採用するため、高卒者限定の募集を行っている。ところが、これに仕事が見つからない大卒者が自らを高卒と偽って応募し、見事に採用されているケースが後を絶たないという。
韓国のある国有企業は昨年、30人の高卒者を採用したはずだったが、ふたを開けてみれば、そのうちの27人が学歴を偽った大卒者だった。
高卒で入社してもスタート時の職位がわずかに低いだけで、そのほかの待遇は大卒と全く変わらない。そのため、「せっかく大学を卒業しても、仕事が見つからなければ意味がない」と、最近ではわざわざ大学を中退する学生も多いという。
調査によると、今年1−3月の時点で仕事が見つかっていない大卒者は390万人。韓国では23−34歳の若者の64%が大卒だが、就職率は60%にも満たない。「何はともあれ、大学まで行けば何とかなる」と考える風潮により、大卒者が“氾濫”した結果だといえる。
韓国では大卒者が就職後に稼ぐ金額から、大学4年間の学費と予備校代などを差し引くと、高卒者より1億2000万ウォン(約1060万円)少なくなると言われている。しかも、子どもを大学に行かせるために貯金を使い果たし、両親が一生、倹約生活を送るという家庭も珍しくないという。
(編集翻訳 小豆沢紀子)