快晴が続いたことでかえって厳しさを増していったコースコンディション(Photo by Richard HeathcoteR&AR&A via Getty Images)

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<全英オープン 初日◇18日◇ミュアフィールド(7,192ヤード・パー71)>
 全英オープンと言えば、ピンフラッグが曲がるほどの強風に、“一日のうちに四季がある”とも言われる気候の中での戦いが印象的だが、今年の全英オープンはそんな風景とはまったく違った状況で幕を開けた。
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 大会週に入っても雨は降ることはなく、風もスコットランドのリンクスとしては穏やかそのもの。一見ゴルフをするには絶好のコンディションで、大会スタート直後はバーディ合戦になるのではという見方すらあった。だが、その好天候がこれまでの全英とは違った難しさを作り上げている。
 快晴が続いたことで地面からは水分が失われ、フェアウェイ、グリーンはカラカラに乾いている。地面はこれまでにないほどの硬さに仕上がり、フェアウェイでは想定以上にボールが転がってトラブルになることも多く、グリーンは世界のトップ選手をもってしても全くボールが止まらない。その状態は午後になるほど進行し、上位に顔をそろえたのは午前中に回った選手が多数。午後組では2アンダーで9位タイのタイガー・ウッズ(米国)らわずかな選手のみと、スタート時間の違いではっきりと明暗が分かれた形だ。
 午後組で回った藤田寛之はこうもらす。「カップ周り2メートルくらいの芝はツルツルでパターのヘッドが滑っていた。水気が全くなかったですね」。カップ周りは多くの選手によって踏み固められているということもあるが、パターの名手でもショートパットのタッチを合わせるのも難しく、後半だけで4回の3パット。同じく午後組の谷口徹も「こんなにグリーンが速い全英は初めて。思ったよりもスルスルっと行ってしまう。下手したら4パットもあるよ」と硬く速いグリーンに白旗を上げた。
 ミュアフィールドのある街ガレーンは明日も快晴の予報。夜間にコース整備は行われるが、時間がたつにつれてこの日と同じ状況になる可能性が高い。例年の強風と悪天候から風景をがらりと変えた全英オープンは、その厳しさを日に日に増していく。

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