世界中で10億人のユーザー数を誇る動画サイトYouTube。動画投稿者は「YouTubeパートナー」になれば、再生回数に応じた広告収入を得ることも可能となっている。YouTubeに動画を投稿することを仕事としているのが、日本一の"YouTube視聴者"を持つHIKAKIN(ヒカキン)だ。

 HIKAKINは、発声だけで音楽演奏をする「ヒューマンビートボックス」のミュージシャン。2010年に「スーパーマリオ」のゲーム音楽を再現した動画を公開すると、2週間で200万アクセスを記録。今では、3つのYouTubeチャンネルで、総登録者数130万人超、総再生回数3億3,000万回超を誇る"YouTuber"になった。今年5月には、シンガポールで開催されたイベント「Social Star Awards 2013」のステージで、エアロスミスとの共演を果たした。

 HIKAKINは、7月19日に発売される初めての書籍『僕の仕事はYouTube』において、2012年2月に「YouTubeで食べていく」ことを決意するまでは、4年間スーパーの食品売り場で働いていたことを明かしている。きっかけとなったのは、アメリカの人気YouTubeパートナーで、メイクアップアーティスト兼ビューティブロガーのミシェル・ファン。メイクレッスン動画で知名度を上げた彼女には、タイアップ企画やイベント出演などの仕事が舞い込み、年収は3億円を超えるという。

 「『YouTube』には、誰にでも無限の可能性があり、チャンスの扉が大きく開かれています 」と語るHIKAKINは、YouTubeで成功するための秘訣を、余すことなく伝授する。

 HIKAKINが徹底して心がけたのは、「見る人を意識したチャンネル作り」。クリエイターの多くは動画制作に力を注ぐ反面、全体的なチャンネル作りにはあまり気を使っていないと指摘する。

「ちょっと工夫すれば、もっともっとアクセスも、登録者数も増えるのに、と感じるチャンネルがとても多いんです。YouTubeパートナーという仕事で生活しようと思うなら、クリエイターとしての視点と同時に、チャンネルを上手に活用して盛り上げるビジネスセンスというか、プロデューサー的な視点が必要だと思います」(HIKAKIN)

・動画冒頭で内容をズバリ説明する
・決まった曜日、時間に動画を公開
・タイトルとサムネイルは全力で!

などの実践的なアドバイスも次々と登場する本書。HIKAKINファンだけでなく、YouTubeで一稼ぎしたいクリエイター志望者たちにとっても、必携の一冊といえそうだ。



『僕の仕事は YouTube』
 著者:HIKAKIN
 出版社:主婦と生活社
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