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RBA(オーストラリア準備銀行、中央銀行)は7月16日に、政策金利を過去最低の2.75%に据え置くことを決定した7月2日の金融政策理事会の議事録を公表し、「必要ならばさらなる利下げに一定の余地がある」とし、理事会後の声明文と同様に先行きの緩和姿勢が示されました。RBAのこうした姿勢は、引き続き、豪ドル相場の重石になるとみられるほか、米国による量的緩和の縮小観測による資金の流出懸念の拡がりなども、豪ドル相場を見る上で注意を要することだと考えられます。


しかしながら、オーストラリアの金利先物(※)(2013年7月16日時点)をみると、同国の将来の金利は、2014年初にかけて現在よりも0.4%程度低下すると予想されており、現在の豪ドル相場は同程度の金利低下を織り込みつつあると考えられます。また、直近の豪ドルに対する先物の売り越し高(下図)は、近年で最高水準となっており、いわゆる投機を目的とした投資家が豪ドルの売り建てを拡大させていることがわかります。こうした動きは、米国の量的緩和の縮小を先読みする面もあるとみられることから、米国の金融政策の変更に対しても、市場の織り込みが進みつつあるといえ、ここから一段の豪ドル安は続きにくいと考えられます。


※ 金融機関同士によって行なわれる短期の資金調達時における金利の先物取引

そうした中、オーストラリア経済は、「低金利政策の効果がさまざまな経済指標に表れている」とRBAが議事録の中で示すように、持ち直す分野も出始めています。RBAによる追加利下げ観測などに加え、同国最大の輸出相手国である中国の景気動向など、同国を取り巻く悪材料の払しょくには時間を要するとみられますが、悪材料の織り込みがさらに進み、また、同国経済に対する信頼が回復していくにつれ、豪ドル相場は徐々に回復していくものと考えられます。


(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)


(2013年7月18日 日興アセットマネジメント作成)


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(日興アセットマネジメント)