坂茂建築設計が仏セガン島「シテ・ミュージカル」開発コンペ優勝

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 フランス・パリ郊外セガン島の大規模開発計画「シテ・ミュージカル(Cité Musicale)」のコンペティションで、建築家 坂茂(ばんしげる)が率いる坂茂建築設計の案が選ばれた。ルノーの工場跡地にコンサート会場やオーケストラ関係者の住宅を設立し、音楽専用の複合施設を作る計画。完成は2016年6月、一般公開は同年10月が予定されている。

セガン島開発、坂茂設計案が採用の画像を拡大

 セーヌ川に浮かぶセガン島は、1999年に建築家 安藤忠雄の設計によるピノー財団の現代美術館が建設される計画が上がっていたが、2005年にピノー本人によって計画が取下げられた。その後、建築家ジャン・ヌーヴェルをコンサルタントとして迎え、2010年6月に新たなPFI手法(民間投資公共事業)の共同開発の計画を発表。坂茂建築設計の案は、パリの西のゲートに相応しい建築物になることを期待され選ばれたという。

 坂茂は宇宙空間をイメージした成蹊大学情報図書館や、紙や紙管を構造材に使用した斬新な建築デザインで知られている。東日本大震災後には女川町に189戸の多層型仮設仮設住宅を建設。またLVMH モエヘネシー・ルイヴィトン(=以下LVMH)が資金提供した「LVMH 子どもアート・メゾン」の建築デザインを担当しており、2013年10月の完成を目指して工事が進められている。

■シテ・ミュージカル(Cité Musicale)
用途:多目的コンサート・ホール4,500/6,000席
   クラシック音楽ホール1,150席
   リハーサル室・収録室
   パリ・オペラ座付属音楽教育施設
   レストラン・ショップ
   オーケストラ関係者住宅 
   公園
設計面積:延床36,500平方メートル
予算:1,77億ユーロ
完成予定:2016年6月(一般公開予定:2016年10月)
チーム構成:設計/Shigeru Ban Acrhitects Europe+Jean de Gastines Architectes 施工/Bouygues Batiment IDF