特別な舞台「全英オープン」を制するためにそれぞれの準備を重ねてきた選手たち、まもなく開幕の時を迎える(撮影:ALBA)

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<全英オープン 事前情報◇17日◇ミュアフィールド(7,192ヤード・パー71)>
 第142回大会となる全英オープンが、スコットランドにあるミュアフィールドで18日(木)に開幕を迎える。あるがままの自然を生かしたリンクスコースは、地面の硬さや海からの強風、腰の高さまであるブッシュに加え、ところどころに点在するポットバンカーなどあらゆる要素が通常のゴルフ場とは異なる。それだけに、多くの選手はこの全英用に特別なクラブや打ち方、そして心構えを持って挑んでいる。

 メジャーのたびにクラブセッティングで奇策を用いるフィル・ミケルソン(米国)は、「ランが出るので3番ウッドでもドライバーくらいの飛距離は出せるし、重要なのは飛距離ではない」とドライバーを封印した。代わりにグリーン周りで力を発揮する64°のロブウェッジを投入。ショートゲームの達人らしいチョイスで全英制覇を狙う。
 タイガー・ウッズ(米国)はドライバーを新モデルにチェンジする予定だ。めったにクラブを変えないウッズが変更に踏み切るということは、クラブへの手ごたえと自身の調子の良さの裏返しでもある。このタイミングでの変更は周囲に自身の調子の良さをアピールする意味合いもあるかもしれない。
 日本勢では松山英樹もロフト角18°の2番アイアンを持ち込むなどして、低い球を打ちやすいセッティングをチョイス。藤田寛之は2本のユーティリティの代わりに普段は入れない3番、4番アイアンをバッグに入れた。久保谷健一は、強風の中での我慢比べとなった2012年日本オープン制覇を後押しした5番ウッドの代わりとなるユーティリティを使って、4度目の出場となる全英攻略をもくろんでいる。
 一方で初の出場となる小平智は特別な対応といえばウェッジの調整くらいで、その他は特に変えることなくリンクスと対峙する。国内ツアーのセガサミーカップから全英を見据えて低い球の練習は始めていたが、あくまで自然体を強調。“特別なことをしない”というのも大舞台で自分のゴルフを見失わないための“全英対策”といえそうだ。
 それぞれがそれぞれの思惑を持って挑む特別な舞台“全英オープン”。今年の舞台ミュアフィールドもそれを受け入れる準備は整っている。

<ゴルフ情報ALBA.Net>