投資情報会社・フィスコ(担当・村瀬智一氏)が、株式市場の7月8日〜7月12日の動きを振り返りつつ、7月16日〜7月19日の相場見通しを解説する。

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 先週の日経平均は上昇。週間ベースでは4週連続での上昇となった。週初は上海指数の弱い動きなどから、利食い売りが強まった。しかし、ポルトガルの政局混乱が落ち着いたことを好感した欧米株式市場の上昇や、本格化する米決算期待から切り返すなど、底堅い相場展開だった。

 注目された連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長講演では、量的緩和縮小懸念が後退。円相場は1ドル98円台に円が急伸する局面から手掛けづらさもあったが、バーナンキ発言によって中国経済への懸念も後退する格好に。その後は円高基調の中で膠着感の強い相場展開となったが、主要な輸出関連の底堅さが目立つなど、海外勢による資金流入が相場を下支えした。

 今週はいよいよ21日の参院選投開票に向けて、改めて長期安定政権に期待した動きが強まることが予想される。ねじれ解消が焦点となり、結果を見極めたいとの様子見ムードも強まる可能性はあろうが、利益確定の流れがあったとしても、海外勢による押し目買いによって底堅さが意識されよう。メディアによる議席数予想などが刺激材料になる可能性がある。

 また、今週もバーナンキFRB議長証言が予定されている。バーナンキ・ショックが警戒されそうだが、ショック局面があれば押し目買いの好機だろう。そのほか、15日の中国GDPが波乱要因となる可能性がありそうだが、連休中の通過材料に。米ゴールドマン・サックス、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレーなど、主要な金融機関の決算も予定されている。