株式市場の乱高下が続き、多くの投資家が一喜一憂している。だが、損失を出した投資家のなかで、自身の失敗の理由を冷静に分析している人が、どれだけいるだろうか。ここでは、自身の年末年始の投資の失敗を分析して、その後の成功に繋げた「むらやん」氏(30代・男性)が、自身の投資体験を告白する。

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 今は毎日デイトレードをしていますが、今年に入ってからの利益は1500万円よりちょっと多いくらいでしょうか。

 アベノミクスで相場の雰囲気が変わった昨年12月〜今年1月、周りのトレーダーさんたちは考えられないくらいの利益をあげていましたが、実は僕はあまり上手くいっていませんでした。昨年12月は29万円のプラスだけ、今年1月はマイナス70万円でしたから。

 失敗した原因は、「空売り」と「大きなリスクを取りすぎたから」だと思っています。負けた1月も、最初はコツコツと利益を積み重ねていたんですが、「もっと大きな金額でやれば利益も多くなるんじゃ……」と考えて、1取引5000万円くらいの大きな勝負を何度かしたんです。それが裏目に出て、それまで積み重ねた利益を軽く吹き飛ばしてしまったんです。

 5月までは基本的に上昇相場で、一時的に下がっても数日持っていれば利益が出てしまう相場でしたが、だからといってポジションを多く持ちすぎたりすると、足元をすくわれてしまう。「魔物は有頂天に住んでまっからな」とは、マンガ『ミナミの帝王』の名言ですが、まさにその通り。あまり調子に乗りすぎず、最大でも1取引2000万〜3000万円で、利益50万〜100万円を狙うようにしています。

 当面の目標としては、僕はまだ“億ってない”ので、まずはコツコツと1億円! それが達成できたら、トレーダー仲間を全員無料で招待して盛大なパーティでも開きたいですね(笑)。

※マネーポスト2013年夏号