アベノミクスで活況を呈した株式市場だが、その影響はゴルフ会員権市場にまで及んでいた。この半年で、小金井カントリー倶楽部は4500万円から6000万円に、府中カントリークラブでは3倍以上に値上がりしていて、1980年代後半の平成バブルをほうふつさせる上昇となっている。ゴルフ会員権は株式市場の反転上昇に伴い、さらに値上がりするのか? 今、買いなのかを調べてみた。


中堅や定額コースも活性化し、徐々に値上がり傾向に

高額コースから始まった会員権市場の活性化は、中堅から低額コースまで広がり、関東圏の平均相場は年初に比べて約26%も値上がりした。

「4月以降は、名義変更料を含めて200万円以内の手ごろなコースにも手が伸びたのが特徴」と桜ゴルフ・佐川社長は分析する。

「サラリーマンの購入予算の平均は100万〜150万円で、伸びても200万円くらいが上限です。この価格帯の注目コースとしては、株主会員制の赤羽や小田急電鉄系の富士小山、三菱地所系の東富士、富士国際、独立系の高根などがあります。また、株主会員制の京葉、茨城の江戸崎、金乃台も魅力があります。100万円未満でも、東京五日市や富士、宇都宮といった株主会員制で会員を重視した運営をしているコースもあります」

このように、比較的低価格なコースにも魅力的な優良コースは多い。ただし、低価格帯の中にはメンバー制ではなく、ビジターを積極的に受け入れているパブリック的な運営をしているコースもあるので、内容の吟味が必要だということを覚えておこう。


初心者でもわかるゴルフ会員権ってナニ?

Q. 会員権にはどんな種類があるの?
A. ゴルフ会員権の種類は大きく「株主会員権制」「預託保証金制」「社団法人制」に分かれる。それぞれをざっくり説明すると、株主会員権制はゴルフ場の株主となる代わりに会員権を持てるという制度。預託保証金制は、一定額の保証金をゴルフ場に預けることで会員権を得る制度。社団法人制はゴルフ場の経営と会員制クラブが一体となっており、会員はゴルフ会員のメンバーでもあり社団法人としての社員でもあるという特殊なもの。名門コースに多く採用されている。

Q. 「正会員」と「平日会員」の違いって?
A. 平日会員は一般的に祝日を除いた月〜土曜にプレー可能な会員権だが、土曜のプレーが不可のコースもある。正会員は、特にそうした制限がない会員権。ほかにも祭日を除いた月〜金曜にプレーが可能な週日会員権などもある。

Q. 「プレー会員権」って何?
A. 昨今、ゴルフ場の法的整理などの過程でプレーする権利は残し、預託金返還請求権のない会員権が生まれている。これをプレー会員権と呼ぶ。



この記事は「WEBネットマネー2013年8月号」に掲載されたものです。