『人類資金』に出演するヴィンセント・ギャロ ©2013「人類資金」制作委員会

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謎の巨額資金を巡るサスペンス映画『人類資金』が、10月19日から全国で公開される。

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第2次世界大戦時の旧日本軍によって残された財産をもとに、現在も極秘裏に運用されていると噂される「M資金」。『顔』『亡国のイージス』などで知られる阪本順治監督がメガホンをとった同作では、由来のはっきりしない頭文字をもち、存在自体も定かではないM資金を巡る歴史や陰謀、犯罪、大規模なマネーゲームやサスペンスなどが入り混じりながら、M資金の真実に迫る物語が描かれる。

父が生涯をかけて追ったM資金をネタにして詐欺を繰り返す男・真舟雄一役に佐藤浩市、10兆円におよぶM資金の奪取を真舟に依頼する謎の男「M」役に香取慎吾、真舟を「財団」に導く男・石役に森山未來、防衛省の秘密組織に所属する高遠美由紀役に観月ありさがキャスティングされているほか、石橋蓮司、豊川悦司、寺島進、三浦誠己、岸部一徳、オダギリジョー、ユ・ジテ、仲代達矢がキャストに名を連ねている。さらに真舟や石を監視するために暗殺者を送り込むニューヨーク投資銀行のハロルド・マーカス役をヴィンセント・ギャロが演じている。

日本映画初出演となるギャロについて阪本監督は、「彼は、私というより日本のクルーと仕事できることを心底喜んでくれていたし、それ以前に、『この脚本に書かれていることは完璧に理解できる』と言ってくれました。撮影は、初めはお互い手探りで、それこそ撮影現場を彷徨うこともありましたが、彼の放つ異彩は、一気にハロルドの架空性を消し去り、怖れさえ覚えました」と撮影時のエピソードを明かしている。

なお、脚本は『亡国のイージス』の原作者でもある福井晴敏が阪本と共に担当。映画の原作にあたる福井の書き下ろし小説も8月に刊行される。