V・ギャロが日本映画に初出演、阪本順治監督最新作「人類資金」で。

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10月公開の阪本順治監督最新作「人類資金」に、「バッファロー'66」や「ブラウンバニー」などで絶大な人気を得た鬼才ヴィンセント・ギャロが出演していることがわかった。

「人類資金」は、「亡国のイージス」コンビが贈るエコノミック・サスペンス大作。ギャロが演じるのは、“M資金詐欺”を繰り返して生きてきた男・真舟(佐藤浩市)らを追い詰めるニューヨーク投資銀行員ハロルド・マーカス役で、阪本監督演出のもと、佐藤、香取慎吾、森山未來、観月ありさら日本屈指の俳優陣との競演を果たした。

撮影は時にアドリブ全開、たっぷり11分のワンカットとなり、その緊張感、立ち振る舞いにほぼ全員を魅了。親日家のギャロにとって日本映画への初出演となった。

今回のギャロ出演について阪本監督は「ヴィンセント・ギャロにぜひ参加して貰いたいと思ったのは、彼の監督作品を観て、彼本人を想像した時、純粋ゆえに異端、強い愛着と拒絶、攻撃と自虐、建設と破壊……相反するものをいくつも自身の中に抱え、常に本当の居場所を求めて彷徨う、そんなイメージが浮かび、それが役のハロルドの孤立感と重なり合ったからです」とオファーを出した理由を説明。

そして「彼は、私というより日本のクルーと仕事できることを心底喜んでくれていたし、それ以前に『この脚本に書かれていることは完璧に理解できる』と言ってくれました。撮影は、初めはお互い手探りで、それこそ撮影現場を彷徨うこともありましたが、彼の放つ異彩は、一気にハロルドの架空性を消し去り、怖れさえ覚えました。心底、ヴィンセントに感謝しています」と喜びのコメントを寄せている。

映画「人類資金」は10月19日より全国ロードショー。