日本でも絶大な人気を誇るマルチアーティストのヴィンセント・ギャロ/[c]2013「人類資金」制作委員会

写真拡大

『北のカナリアたち』(12)の阪本順治監督最新作『人類資金』に、『バッファロー’66』(98)や『ブラウン・バニー』(03)で知られるヴィンセント・ギャロが出演していることが明らかになった。また、10月予定とされていた公開日も10月19日(土)に決定した。

【写真を見る】佐藤浩市、森山未來ら日本人俳優たちとの相性は?

本作は、『亡国のイージス』(05)の阪本監督と原作者の福井晴敏が再びタッグを組んだサスペンス大作。旧日本軍の秘密資金“M資金”を巡る攻防戦をアクション満載で描写する。主人公は佐藤浩市演じるM資金の詐欺を繰り返す男・真舟雄一。ギャロは彼を追い詰めるニューヨーク投資銀行員のハロルド・マーカス役で出演している。これまでに多くの映画に出演してきたギャロだが、日本映画への出演は本作が初となる。

この意外な起用の理由について、阪本監督は「彼の監督作品を観て、純粋ゆえに異端、強い愛着と拒絶、攻撃と自虐、建設と破壊……相反するものを自身に抱えるイメージが浮かび、ハロルドの孤立感と重なり合ったからです」と語っている。現場ではアドリブ全開だったというギャロに監督は「撮影は、初めはお互い手探りで撮影現場を彷徨うこともありましたが、彼の放つ異彩はハロルドの架空性を消し去り恐れさえ覚えた」とコメントするなど、その出演に満足している様子だ。

また、佐藤のほかにも、香取慎吾、森山未來、観月ありさら日本を代表する俳優がギャロと競演。現場ではギャロが醸し出す緊張感や立ち振る舞いに全員が魅了されたという。はたして、世界の鬼才と日本の監督、俳優たちがどんな化学反応を起こしてくれるのか。公開を楽しみに待ちたい。【Movie Walker】