株価急騰で過熱感のあった日本株市場。一時的な調整はあったが、再び力強い上昇に。アベノミクス相場は、業績相場でさらなる局面へ!?プロ20人が株をイチオシで構成!


?失われた20年〞の克服
アベノミクスは日本再生=「?失なわれた20年〞の克服」を目指している。その手段のひとつが株高・円安だ。これが「国策」といえる。したがって、外貨建て資産(トヨタモーターファイナンスのメキシコペソ建て社債に注目※)を持つことが資産運用のポイントになるだろう。一方、国内株では前澤工業に注目している。

※ トヨタモーターファイナンスの同社債は最低購入単位が150万円のため除外。

杉村富雄(すぎむら とみお)
経済評論家●兜町随一の銘柄発掘力で数々のヒット銘柄を推奨してきた。ラジオや講演会で大人気。大正大学教授も務める。



備えあれば憂いなし
過去の相場は「夢」で上昇、「実需」段階で下落に転換。今回もそのコースか。為替波乱、日本債券急落のリスクに備えたい。よって円安には海外REIT、債券価格急落に日本債券ベア、株価変動にVIXと3段構えだ。アベノミクス前半は夢と期待で登り、後半は?アベノリスク〞を見に谷に降りる。ボラテイリティー形成に注目。

※ REIT=不動産投信、ボラティリティ=価格の変動幅。

木村佳子(きむら よしこ)
経済評論家●日本チャート分析家協会代表。カレンダー投資など個人投資家向けの資産運用法を提唱する。



カジノ法案成立で爆上げ
政府成長戦略・企業業績回復への期待で上昇気流が続くが、今後は消費税増税によるリスク要因が潜在。これらを払拭する銘柄として、急回復が見込まれ、カジノ解禁法案通過を待つセガサミーホールディングス、大幅増益予想でマイナンバー制度関連株で注目の日本ユニシスを推奨。少額投資にはインデックス投信が基本だ。

西原憲一(にしはら けんいち)
UFPF代表●暮らしのマネー全般に精通し、FPコンサルティングのほか、セミナー講師、マネー関連書籍も多数あり。



低コストで効率的に
アベノミクスによる日本経済の成長には大きな期待をしているが、資産運用はグローバルな視点で行ないたいもの。世界各国の金融緩和の影響で、投資資金はリスクの高い株式に向かい、株価を上昇させている。この流れにうまく乗るには、外国株ETFや日本株ETFがオススメ。低コストで効率的に収益を上げることが可能だ。

中村宏(なかむら ひろし)
ワーク・ワークス代表●ベネッセコーポレーションを経てFPに。投信、住宅ローン、生命保険のアドバイスを得意とする。



経済再生
デフレ脱却からインフレ政策に向け、さまざまな手腕が期待される。まだアベノミクスはスタート段階であり、実体経済が伴い、国民が景気回復を実感できるまでにはもう少しかかるだろう。ETFは個別銘柄と比べてリスク分散され、急な下落も個別銘柄ほどの下げを見ないで済むので◎。金融株は景気敏感株として○としたい。

市川雄一郎(いちかわ ゆういちろう)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)●顧客相談、講演、メディア活動のほか、金融機関へのアドバイザーなども行なう。



革新的サービス、商品
アベノミクスによる異次元の金融緩和で急速に株高・円安が進んだ調整を狭みながら当面はこの流れが続くだろう。円安は、日常生活に影響を及ぼすため消費者心理が冷え込む半面、輸出企業の業績押し上げで、景気が拡大局面に入る可能性がある。輸出企業に加え、新たなサービスや商品を展開する企業に注目が集まりそうだ。

横山利香(よこやま りか)
ファイナンシャル・プランナー、テクニカルアナリスト●株式など投資関連の執筆のほか、初心者向け株塾を主催。