向後の7日株:参院選間近でテーマ性◎!調整一巡でチャート妙味増の農業機械株(631X)
7日以内に株価が沸騰しそうな株を毎日1銘柄ズバリ! 業績サプライズ系、株価出遅れ系、さらに思惑系も…さあ、チェック!!

井関農機(6310)が今日の注目銘柄!

参院選の投開票日が近づく中、「アベノミクス」において重要テーマと位置づけられる農業政策関連の同社に注目します。
下馬評では、自民党圧勝と伝わり、同党の公約では、20年に6次産業の市場規模を10兆円(現状1兆円)に拡大することや、農業・農村所得倍増目標10カ年戦略などが掲げられています。

同社は、1926年創業の、トラクター、コンバイン、田植機などに強みを持つ、農業機械専業3位です。13年3月期通期連結業績は、売上高は1630億円(前期比、4.7%増)、営業利益は55億円(同、6.9%増)、経常利益は50億円(同、7.7%減)、当期純利益は34億円(同、14.6%減)の見込みです。為替レートはドル95円、ユーロ125円を想定しており、1円の円安で年間営業利益は、ドルでは2700万円、ユーロでは900万円の増益となるとの試算もあるようです。

中期的には、国内においては、トラクタシェアの拡大に注力し国内販売シェア20%の安定的確保に努める方針です。一方、海外については、欧州・北米・中国の3つの既存市場に加え、機械化の進展がめざましい東南アジアを視野に入れて、海外展開を加速し、海外売上高比率20%の早期達成を図るとのことです。

ところで、6月には、国内、欧州、米国で発売する70〜100馬力の汎用トラクターの新製品を発表しました。これにより、海外売上高比率を13年度中に3ポイント増の17%に引き上げる目標です。このように、着実に海外展開を進めている点は評価材料です。

日足チャートをみると、6月27日の安値258円で、目先は底を打ったとの認識です。
5日移動平均線(8日現在、307円)と25日移動平均線(同、297円)はすでにゴールデン・クロスを達成し上昇トレンド描いています。5月20日の高値454円からの調整は、値幅・日柄ともに十分です。

今後の株価は、テーマ性を背景に、堅調に推移するとみています。
また、8日終値317円でのPBRは1.18倍と、テーマ株として魅力十分ながら、1倍そこそこと割高感が乏しい点も注目ポイントです。

向後はるみ(HARUMI KOUGO)
黒岩アセットマネジメント

金融・経済を日々研究し、タイムリーな銘柄情報に定評がある。投信、先物、FXなど金融商品の仕組みにも詳しい。テクニカルアナリスト、ファイナンシャルプランナー。