安倍晋三首相は7月8日の街頭演説で、非改選と合わせて与党で過半数としていた参院選の目標について、70議席を獲得し国会運営を主導できる129議席の確保に引き上げる考えを示したそうです。

 首相はこれまで「自民、公明両党で過半数」とし、過半数の122に必要な63議席以上を目指すとしてきました。これが実現するようなら、「アベノミクス」が強力に推進できるため、日本株にはポジティブに作用する見通しです。

選挙前にいったん保有株を売り払っておく

 今回の参院選では「アベノミクス」への評価が主要な争点となっているため、もし、自民党の獲得議席が単独過半数の72に届けば、首相の政権運営の求心力がさらに強まることでしょう。

 そして、そうなると、公明党の力を借りなくても法案などを成立させる環境が整うことになります。そのケースでは、安倍政権は、憲法96条の先行改正や外交・安全保障政策に本腰を入れる見通しです。

 また、「アベノミクス」の第3の矢である成長戦略が6月14日に閣議決定されましたが参院選前ということで議論の余地がある、または、反対勢力が存在する内容は先送りされました。これが市場の失望を買ったのですが、参院選で圧勝すればこれも市場が期待する方向に進むでしょう。「解雇規制の緩和」「農協改革」「混合診療解禁」「法人税減税」などが期待される代表項目です。

 このような期待感が、参院選の投開票の21日までは燻り続けそうです。よって、19日金曜日までは「参院選期待」相場が続くとみています。

 なお、万が一、事前予想が大外れで参院選で与党が負けたら、とんでもないショック安に見舞われることでしょう。しかし仮に、予想通り圧勝しても短期的には、当面の好材料は出尽くしです。よって、6月13日の1万2415.85円を底値にしたリバウンドは7月19日頃にいったん終了する公算が大きいとみています。

 成り上がりたいあなたは参院選の投開票日には、株を一切持たず選挙速報を楽しみましょう。重要イベントの前には、基本的には「ノーポジ」が一番だと私は思います。

 ただし、その前に相場が大幅に下落していたら、「悪材料出尽くし」狙いで買いポジションの持ち越しはアリですが。

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