あなたは「幸せ恐怖症」?友達が彼氏と別れるとうれしいと思うワケ

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大好きな友達の「別れ話」を聞いて、本当は一緒に悲しんであげないといけないのに、心に住んでいる悪魔が「にやにや」笑うのを止めらない…。そんな自分の変な癖に、困ったことってないでしょうか。なぜ友達の別れ話を、時に人は楽しく感じてしまうのでしょうか。

■友達の別れ話がうれしいのは、「自分と同じ」だと共感しているから

つきあい続ければ「幸福な結婚」という道があったかもしれないのに、それを選ばなかった友達、わざわざ交際を破たんさせたという友達の別れ話は、同じような経験をしたことがある人、現在満たされない恋をしている人は、とても喜びます。

なぜなら、つらい気持ちをしているのは「私だけではなかった」という安堵(あんど)感が得られるからです。また、別れ方が自分の経験と似ていれば似ているほど、「自分と同じだ」という共感を友達に抱くことができます。

■「幸せ破壊癖」がある友達に、もっとも同情が集まる理由

別れ話をしている人が、よく強がりで「こっちから振ってやった」と、まるで自慢話のように語る人がいます。この行動は、特に「幸せ破壊癖」がある友達から喜ばれます。

幸せになることが不安で、いつも幸せになる前に彼氏との関係性を破壊する「幸せ恐怖症」呼ばれている人たちがいます。

この幸せ恐怖症を持っている人は、いつも自分が満たされないことに疑問を感じていますが、「幸せをわざと破壊する」自分が原因だとは気付いていません。

そのために「私と同じタイプ」だと感じる、幸せをわざわざ破壊する癖を持つ人に、とても共感し「私だけじゃなかった」と安心します。だから別れ話の武勇談を語る友達を歓迎してしまうのです。

■自分はいつも満たされないのに、世の中は不公平、不平等

自分が今、手にしている幸せの量と他人の持っている幸せの量を、すぐにてんびんにかけて、世の中は不平等だとか、不公平だと考えてしまう人がいます。しかし、そんな人ほど客観的に見れば、他の人とそんなに変わらないということもあります。

このような人は、自分が満たされない思いを幼い頃に感じ、努力しても愛が報われない無力感を経験した人が多いようです。幼い頃から満たされない思いが日常化しているため、自分はいつも他人より不幸だと、無意識に思い込む癖があるのです。

■他人の不幸を喜んでしまう人の知られざる癖とは

自分が幸せになるために一番にやらなければならないことは、自分が幸せになることを最優先にして、彼氏を選んだり、恋をしたりすることです。

それをせずに「まあまあのライン」で彼氏を選んだり、あえて傷つくような恋愛を選んだりして、いつも満たされない状況に自分を追いこんでいるのが、他人の不幸を喜んでしまう人の特徴です。自分が「わざと妥協している」こと、「わざと自分を傷つけるような恋愛をしている」ことに、気づかないのです。

友達の別れ話に内心、ニヤッとしてしまうという人は、「幸せ恐怖症」ではないか、「妥協し続ける癖づけ」がないかどうか、一度自分自身を十分に見つめ直してみましょう。なぜなら本当は、他人の不幸より、自分の幸せが一番甘い「蜜の味」だからです。