SBI証券の優待検索サービスの検索結果画面。「信用売建可」のマークが入っていて、クロス売り可能な銘柄をチェックしやすい。利用には口座開設・ログインが必要。

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現物買い+信用売りの「クロス取引」で権利落ち知らず?

 優待投資でコワイもののひとつが、権利確定日翌日の株価下落、いわゆる「権利落ち」だ。もちろん、業績がよくて人気のある銘柄なら一時的に下がっても再び株価が上昇していく可能性も小さくない。とはいえ、最近のような不安定な相場では権利落ちから株価が戻らないのではと、不安に感じる人もいるだろう。

 しかし、「クロス取引」という手法を使えば、権利落ちの下落を回避しながら優待を獲得することが可能だ。

 クロス取引(「つなぎ売り」とも言われる)とは、簡単に言うと、優待獲得の権利を取るために現物株を買うと同時に、信用取引で同じ銘柄を空売りすること。権利落ちによって損失が出ても、空売りのほうで同じ金額分の利益が出るため、相殺すれば下落による損失はゼロ!

 具体的には、最終売買日の市場が開く前に現物の買いと信用の売りを成行きで発注する。翌営業日に「現渡し」で決済すれば、取引は終了だ。取引自体は難しいことはない。

 ただし、クロス取引には絶対に知っておくべきさまざまな注意点もある。

1)信用口座の開設が必要…信用取引を組み合わせるため、事前に信用口座を開いて、担保となる代用有価証券や現金を準備しておく必要がある

2)クロス取引ができない銘柄もある…信用取引で「売り」から入れない銘柄については、クロス取引はできない

 クロス取引が可能なのは、基本的には「制度信用」で「貸借銘柄」となっている銘柄のみ。どの銘柄で売り建が可能なのかは、証券会社のサイトの個別銘柄画面などで確認できる。また、6月14日に優待検索サービスをリニューアルして機能が増えたSBI証券では、優待検索の結果画面で制度信用の売りが可能かどうかを一覧で確認できるようになっている。

 なお、カブドットコム証券や松井証券など一部の証券会社に限って、「一般信用」の一部銘柄についても信用売りが可能だ。

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