フィギュア・スケートの安藤美姫選手(25)が2013年4月に出産していたと告白した。

驚きなのは、そのたった2か月後にはほとんど体型を戻してアイスショーに出演したことだ。

安藤選手に限らず、最近では産後すぐにスリムな姿を披露する「ママタレ」が多い。

ただ、あまりの体重の落差にネットでは「大丈夫なの?」「真似しちゃだめ」などと心配する声もあがっている。

「4月に産みましたって言う身体じゃない」

安藤選手は出産から1か月後には練習を開始し、筋トレを並行して落ちた筋力を取り戻しているという。2013年7月1日放送の報道ステーション(テレ朝系)のインタビューに登場した姿は現役時代とあまりかわらない印象を受ける。

「とても4月に産みましたって言う身体をしていなくて、さすがアスリートと言うか、ストイック!!」
「フィギュアスケート選手としてはぽっちゃりだが、産後2〜3か月のママとしては、驚異的な体型だ」
「産後2か月であれだけ体型戻してショーに出てるって凄すぎる!」

ネットでは、同じ出産後の女性たちからもうらやむ声が上がっている。

厚生労働省によると、妊娠全期間を通して推奨される体重の増加量は9〜12kg。一方、「出産で体重は減りますが、それでも出産前と比べると、約5kg増の状態です。これを、6か月かけて戻していくのが理想です」と日本栄養士会(JDA)はサイトに書いている。

ただ、実際のところ妊娠・出産による体重の変化は人それぞれで、母親たちにとって大きな関心の的らしい。

「ダメ〜〜!! 体に悪い」「これを見て真似する人が増えないことを願う」

最近では、いわゆる「ママタレ」の女性芸能人らも、こぞって体重の変化やダイエット方法を報告している。

倖田來未さん(30)は鍋ダイエットで3か月で15キロ、神田うのさん(38)はカーヴィー・トレーニングで6か月で14kg、小倉優子さん(29)はグリーンスムージーを飲み、5か月で11キロの「ダイエット」に成功したという。

こうした数字だけを見ると、短期間で二桁の体重を落としている人もいて、なんとも不健康にも思える。一般に、1か月に減らしていいのは体重の約5%までとされているため、ネットでも心配の声が出ている。

たとえば、タレントの辺見えみりさん(36)は2013年6月28日、ブログで13日に第1子女児を出産した後、約2週間で7キロほど減量したと明かした。

これに、「ダメ〜〜!! 体に悪い」「これを見て真似する人が増えないことを願う」と批判が殺到。辺見さんが腹筋をしていると書いたのが問題視されたようで、辺見さんはあわててこう書き直すことに。

「私が二週間たって始めたのは、病院からもらう本に載っている軽い腹筋とストレッチです。自分のカラダと相談して徐々にやってもいいですよということでやっています。ただ始めたばかりで、これで体重が落ちたわけじゃありません。変な風に伝わってしまったらごめんなさい。ガッツリ腹筋はしないでくださいね。本当にごめんなさい。母乳あげてると、体重落ちるのも早いみたいですね」

なお、JDAのサイトでは、「母乳をあげているときは、体重を落とすことを考えすぎなくてもOK。授乳で自然に体重が減ります。それより、食事を増やさないと逆に体重が落ちすぎてしまって危険です。気をつけて。(…)出産後1か月くらい経つと、運動ができるようになってきます。授乳タイムの合間を利用して、簡単な筋肉トレーニングをして体のラインを戻してはいかが?食事と水分を多めにして、適度な運動を無理なくすることが大切!1か月に1kg減量の計画で進めましょう」とアドバイスしている。