キーワードは”オールガンダム”と”動くガンダム”、最新作ビルドファイターズ

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人気アニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの新作映像発表会が2日、東京・台場の「ガンダムフロント東京」で行われ、新作TVアニメ『ガンダムビルドファイターズ』(テレビ東京系)が10月より放送スタートすることがが発表された。

『ガンダムビルドファイターズ』は、現在のガンダムファンには”自身が熱くなったあのガンダム”がまったく新しい戦いを繰り広げる新しいコンセプトのガンダム作品。物語の舞台は、『機動戦士ガンダム』のプラスチックモデル通称の「ガンプラ」が1980年代に一大ムーブメン卜を巻き起こしてから早幾年――第2次ガンプラブーム、そして「ガンプラバトル」が席巻している近未来で、ガンプラが主軸の作品となる。

発表会に出席したバンダイの上野和典社長兼CEOは、『ガンダムビルドファイターズ』を「今までに登場した”ほぼすべてのガンダム”作品を網羅した、まさにすべてのガンダムファンに向けた作品。今まで目にしたことのないまったく新しいガンダム、正確に言えば”どこかで見たことがあるガンダム”、”自分がちょっと熱くなったあのガンダム”がまったく新しい戦いを繰り広げる映像を届けたいと考えております」と解説。配信などのメディア展開、海外展開の準備も進めているという。

続くサンライズの宮河恭夫副社長は、本作のキーワードに「オールガンダム」、「動くガンダム」の2つを挙げている。「本作品には1979年から現在に至るまで約30年あまりのガンダムアニメーションのモビルスーツが登場します。これまでのガンダムにはなかった、作品の世界観を超えたモビルスーツ(以下MS)の共演。例えば1979年の『機動戦士ガンダム』と2002年の『機動戦士ガンダムSEED』のMSが同一画面上に登場し、迫力のバトルを繰り広げます」と話しており、本作はオールスター的な作品でもあるという。そして、これを実現可能にしたのがガンプラであり「本作ではガンプラがついに動き出します。自分でつくったガンプラが自分で操作でき、バトルを繰り広げる――まさにひとつの夢の具現化と言えると思います」と、ガンプラを主軸にして作品の垣根を越え、ガンダムの新しいフィールドに踏み込むことを宣言している。また、この中で富野由悠季監督の新作と『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の公開時期にも言及し、2014年〜2015年に随時発表することを明らかにした。

制作はサンライズ第3スタジオが使用されるようで、小川正和プロデューサーによれば、「本作はダブル主人公。”僕がつくって俺が戦う”が合言葉」。登場キャラクターについては、「ガンプラを作ることが得意なイオリ・セイは、ガンプラバトルでは初戦敗退。一方、レイジはバトルで驚異的なガンプラの動きを示しますが、プラモデルをつくることには全く興味がない。このふたりの出会いがビルドファイターとして、お互いの弱点を補いながら成長していきます」と、この2人を中心に、友人との衝突や協力、ライバルとの戦いの中で成長する姿が描かれていくという。なお、発表会の中では「ビルドストライクガンダム」、「ザクアメイジング」、「ウイングガンダムフェニーチェ」、「ガンダムX魔王」と4つのMSが公開されている。

また、「ビルドストライクガンダム」をデザインしたメカデザイナー・大河原邦男氏よりメッセージが寄せられ「1979年に放映されたファーストガンダムから最新ガンプラまで、これまでの作品の中でガンプラになった機体が対象なので、とても可能性のある作品だと思いますし、歴代シリーズを映像として再現できるという部分では、オイシイ作品ではないかと思いますね」と本作の新しい試みを評価。さらに「今のアニメーションの技術でファーストガンダムの映像を再現していただければ最高かなと思っています」、ビルドストライクガンダムに続いて「もう一体くらい楽しませて欲しいなと(笑)」と何やら含みのあるコメントも寄せている。