フジライトカーペット(株)(辻田健二郎社長)は、6月25日から3日間、林物産ショールームで、同社とのコラボレーション企画を含む「2013秋冬商品提案会」を開催した。
今回の提案を一言でいうと、贅沢さ、特別なもの、他にないもの。高品質、高付加価値の高い、プレステージな商品群のみを選定して、売場を再構築、名付けて「フジライトミクス」。そして、インフレターゲット(低価格戦略から高付加価値戦略への回帰)をテーマに、3つの軸から、ファースト・クラス、ビジネス・クラスの顧客が満足する新たな「売場」づくりにチャレンジした。

第1の提案軸はブランド軸。品質・デザイン性に拘った希少価値の高い手織り商品群の再構築と、(1)古美術価値を有するオールド・ペルシアを中心にしたベストコレクション「ミュゼオ」、(2)知名度の高い英国サンダーソンとの取り組みでフジライトが新たなブランドを確立した「サンダーソン」、(3)伝統が息づく源右衛門窯の繊細な陶器の文様を絨毯に表現した「源コレクション」、(4)日本の原風景や草花・季節感をコンテンポラリーでモダンな意匠に仕立てた田村尚デザインの「TTコレクション」、(5)中国・青海省のチベット高原に住むヤクやキャメル(らくだ)天然のシルク‘野蚕’を使用し伝統的なチベット織り技法の「煌輝(kouki)」、という5つの提案。

第2の提案軸はトレンド軸。新しい時代にあった新たな商品群の開発と、(1)スコットランドの上質な田園生活。ライフスタイルを今の暮らしの中に生かす「ニューカントリーサイド」、(2)今日視点のモダニズム。大流行の兆しの見えるナチュラル感覚のハイ・ファッション、ハイ・トレンドな商品群「エキゾティックパワー」、(3)伝統的な手織りの技法で現代の生活に合う色づかいや柄をアレンジした新しいタイプのラグマット「ニュークラシック」(この秋ブレイクが予測される注目商品である)、という3つの提案。

第3の提案軸はプロパー軸。息長く顧客に支持されてきたロングセラー商品群の見直しと、(1)ヨーロッパ好みの伝統的なペルシア柄を採用したタイプなど、原産国・ベルギー絨毯6種類で構成の「オーセンティックコレクション」、(2)従来の代表的な意匠に少し手を加えて改良。新規商品としてデビューした「パキスタン緞通」、(3)ニューヨークで人気のアルメニアン・ブランドでネパール産、手織りのチベタン・ラグの「タッフェンケン」、(4)手紡ぎウールを使用した手織りのラグ&マット「クリス」、という4つの提案。

以上に加え、2013秋冬展開として2つのイベントプラン企画を提案した。「シルクロード美術絨毯/ミッドセンチュリーペルシアン・カーペット」〜ミッド・センチュリー1940から1960年代の『ペルシア絨毯とその系譜』〜。もう1つは、草原の風と香りと絨毯と「草原の絨毯展」〜北部パキスタン・カラコルムの草木染め絨毯からイラン・ゾランヴァリのギャッベまで〜、である。