松坂屋銀座店が88年の歴史に幕 エリア最大の複合施設建設に向け解体へ

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 松坂屋銀座店が6月30日、建替えを控えて約88年の営業を終了した。閉店時刻を回った20時15分には、菊谷栄司店長を含め銀座店の社員13人が一列に並びクロージングセレモニーを開催。巨大クラッカーが打ち上げられ、エリア最大の複合施設建築に向けた銀座6丁目再開発のスタートを盛大に祝った。

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 営業最終日を迎えた松坂屋銀座店には、早朝から多くの客が来店。「建替え前の全館閉店さよならセール」が行われている館内は、会計待ちの列ができるなど混雑した。営業最終日の一日で6万2,000人(18:30時点)が来店して5億円を売り上げ、6月単月では前年比5倍の売上になる見通しだという。

 閉店セレモニーでは、菊谷店長が「88年7ヶ月、銀座の街とともに歩み銀座をこよなく愛するお客様に支えられてきました。本日をもって一旦営業を終了しますが、次の夢をもったプランがスタートする日でもあります」と挨拶。閉店を見届けようと店舗前に集まった多くの客が拍手を送る中、銀座地区最古の百貨店が営業を終えた。

 2014年1月の着工を予定している同再開発は、銀座六丁目の隣接する2つの街区約1.4ヘクタール を一体的に整備し、延床面積約147,600平方メートルの複合ビル1棟に建て替える大規模なプロジェクト。完成後の建物は、地下3階を多目的ホール、地下2階から地上6階を商業施設、地上7階からの7フロアをオフィス空間で構成し、観光バスの乗降スペースや約4,000平方メートルの屋上庭園も設ける。商業エリアはJ.フロントリテイリングを中心に準備が進められているが業態や屋号は未定で、松坂屋銀座店は事実上閉店となる。なお、松坂屋銀座店と同区画の「LAURA ASHLEY(ローラ アシュレイ)」日本1号店も本日28年の営業終え、この他にも再開発に含まれるエリア内の店舗は閉店もしくは移転を順次行っている。


■銀座最古の百貨店「松坂屋」行列とともに最終営業日オープン
 http://www.fashionsnap.com/news/2013-06-30/matsuzakaya-ginza-last/