FWカルロス・テベスを獲得したユヴェントスだが、これで補強が終わるわけではない。ディフェンスでは依然として、ナポリMFフアン・スニガが第1候補となっている。

ナポリとの契約は2014年までで、同クラブは放出に1000万ユーロ(約12億9000万円)を求めている。ユヴェントスのオファーは500〜600万ユーロ(約6億5000万〜7億7000万円)で、合意に達していない。

一方で、元ナポリのワルテル・マッツァーリ監督が就任したインテルも、スニガの獲得を望んでいる。同選手は今季、マッツァーリ監督にとって最も忠実な選手の一人だったのだ(40試合出場)。

インテルとナポリの場合は、トレードという可能性もある。スニガがインテルへ、DFアンドレア・ラノッキアがナポリへ移籍する形だ。ラノッキアはマッツァーリ監督の3バックよりも、ラファエル・ベニテス監督の4バックの方が適している。この場合、ナポリがインテルに差額を支払う形だ。

インテルがすでにバーゼルDFアレクサンダル・ドラゴビッチの獲得に動いていることも考慮しておかなければいけない。なお、ラノッキアに関しては、イギリスでマンチェスター・ユナイテッドが関心を抱いているとの報道も浮上している。

また、インテルとユヴェントスは、マンチェスター・シティDFアレクサンダル・コラロフに関しても争奪戦をする可能性がある。ユヴェントスはテベス獲得交渉の際に、すでにマンCにコラロフのことも話している。だが、インテルも本当に関心を抱いており、競争となるかもしれない。