銀座最古の百貨店「松坂屋」行列とともに最終営業日オープン

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 銀座エリア最大の大規模複合施設建築に向けた再開発事業に伴い建替えが決定している松坂屋銀座店が6月30日、閉店前最後の営業日を迎えた。店舗前には、10時の開店予定時刻30分前で150名以上が行列。楽団によるファンファーレが鳴り響く中、15分前倒しで営業を開始した。

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 営業最終日を迎えた松坂屋銀座店館内では、「建替え前の全館閉店さよならセール」が行われ、シニア世代の夫婦や家族連れなど多くの客が来店。1階のバッグ売場や、約1万足を1,050円から販売している2階の婦人靴売場、5階上りエスカレーター前の紳士用品売場を中心に混雑している。静岡から来たという女性は、「子供の頃から知っている老舗が閉店するのは寂しい。月一回ほど銀座に来るが、その際には必ず立ち寄るお店の一つだった」と閉店を惜しんだ。

 銀座地区最大の複合施設が誕生する同計画は、松坂屋銀座店を含む銀座6丁目2街区を一体開発する総事業費約758億円の大規模プロジェクト。事業には、J.フロントリテイリングの他に森ビルや住友商事、L Real Estate(LRE)、鹿島建設などが参画している。着工は2014年1月を予定し、地下6階・地上13階のうち地下2階から地上6階までの床面積約50,000平方メートルに商業施設を誘致。百貨店含め業態は未定で、松坂屋銀座店店頭の菊谷栄司店長は、「世界に発信できる銀座の新しいランドマークになることを目指し、百貨店の良いところを取り入れた新しいものをつくっていくため弊社が中心となって着々を準備を進めている」と話した。なお開業は2016年8月以降を予定。