ユニークなパフォーマンスで知られるマック赤坂。2012年は東京都知事選挙にも立候補した/[c]2013 word & sentence

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オリンピックの場合、「勝つことよりも、参加することに意義がある」などと言われたりもするが、これが選挙となれば話は別だ。だが、現実には、どう考えても勝つ見込みがないに等しいにも関わらず、果敢にも選挙戦に飛び込んでいく候補者が少なくない。そんな彼らにスポットを当てたのが、6月29日(土)より公開されるドキュメンタリー映画『立候補』だ。

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本作がフォーカスするのは、羽柴誠三秀吉、マック赤坂、外山恒一といった誰もが認める泡沫候補(=当選の可能性が限りなく低い候補者)たち。明らかな負け戦にチャレンジし、予想どおりの敗北を続ける彼らだが、果たしてその落選は一種のパフォーマンスなのだろうか。それとも本気で勝ちにいって、なおかつ負け続けているのだろうか。そんな永遠の謎が解き明かされる。

だが、本作は同時に、泡沫候補たちの知られざるパーソナルな部分にも迫っていく。派手な選挙活動や過激な主張の裏に隠されているのが、あまりにも素朴な夢追い人としての素顔だったりするので、思わず心を動かされそうになるだろう。色ものとして扱われながら、それでも自らの信念を貫こうとする姿、それがたとえ愚かな信念だとしても、には感動すら覚えてしまうのだ。

泡沫候補たちが選挙に参加することの意義を少しだけでも理解させてくれる本作。参院選を今夏に控え、選挙への関心が高まっている今だからこそ見ておきたいドキュメンタリー作品になっている。本作を見れば、きっと選挙の見方そのものを変えてくれるはずだ。【トライワークス】