恋すると綺麗になれるワケ「ドーパミン出る=目が大きく見える」

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「恋をすると女性はキレイになる……」こんな話を聞いたことがあるという人は少なくないかと思います。とはいっても、どうしても迷信めいていますし、科学的なメカニズムがはっきりと語られることがないことため、単なる思い込みと思われがち。

しかし実はこの話は思い込みや迷信ではなく、科学的に実証することが可能なのです。その秘密が「ホルモン分泌量の増加」にあります。

■PEAの分泌がエストロゲン分泌を盛んにする!

女性は恋をすると身体に変化が起こってきます。これは意識的なものではなく、いわば本能的に起こる変化です。

女性は恋をすると、PEA(フェニルエチルアミン)というホルモンを分泌します。恋愛のホルモンとも呼ばれているPEAは、女性ホルモンの分泌に命令を下す視床下部を刺激し、対象の男性を惹きつける身体作りをするために女性ホルモンの分泌を盛んにします。

女性ホルモンにはゲスターゲンとエストロゲンという二種類がありますが、ここで重要になるのはエストロゲンになります。エストロゲンは女性らしく美しい外見に変わっていくために欠かせない代表的ホルモンです。

エストロゲンには肌の美しさを維持する効果があり、それゆえに女性が恋でキレイになると言われているのです。例えば、今話題になっている美容成分「大豆イソフラボン」はエストロゲンと似た働きをするということから美容に効くと言われています。


■ドーパミンでキレイに!

恋をすることで分泌されるとして挙げられる物質が、PEAやエストロゲンの他にもう一つあります。それがドーパミンです。

ドーパミンとは中枢神経系にある神経伝達物質で、快楽を伝えるための物質としても知られています。そのためドーパミンが脳内で分泌されているときは、気分が良くて幸福感に満たされるとも言われています。

また、ドーパミンは興奮を伝えるホルモンでもあり、それが最終的に交感神経を刺激して瞳孔が開くキッカケになります。つまり目が大きく見える・目力UPになるということです。

頬が紅潮する効果もあることから、女性としての魅力が高められるという結果に繋がるわけです。代謝を促進することにもなるので、肌のターンオーバーが活発になり美肌効果があるとも言われています。

恋をするとキレイになるというのは決して間違いや迷信ではありません。その秘密はPEA・女性ホルモン(エストロゲン)・ドーパミンにあったのです。

この「恋によって引き出される女性としての魅力」を活かすというのも恋を成就させる本能的な手段なのです。実は好きな人を思うこと自体が、どんな化粧品や美容液よりも効果的な美肌効果を持っていたという訳ですね!