今回の下落を予測していたプロを直撃! 今後の日本株がたどる道を冷静に考えてみた

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 ニクソンショックに続く歴代10位の下落率を記録し、日経平均が大きく頭(こうべ)を垂れた。約1カ月前の5月23日のことだ。その後も乱高下が続き、ずっと悲観論を唱えてきた一部の識者が“したり顔”で同じようなコメントを口にし始めた。

「それ見たことか。やはりアベノミクス相場はバブルだったのだ!」

 しかしながら、本誌が取材した3人のプロは正反対の見解を示しているのだ。

今回の下落は過去に起きた
様々な大暴落とは別モノ!

 まず、レオス・キャピタルワークス最高運用責任者の藤野英人さんは次のように指摘する。

「昨年11月以降、ほぼ一貫して上昇し続けてきた市場の一休みだと考えています。市場がパニックに陥った局面ほど、よい企業に驚くほど割安な価格で投資できる好機であることに変わりはありません」

 実は、暴落前から藤野さんはこんな言葉を口にしていた。

「きっかけは何でもよく、結果的に利益確定売りが飛び交ってブラックマンデーのような下げに見舞われる可能性はある。だが、世界的に景気回復が進むはずで、それが腰折れしなければ絶好の買い場となる」

 また、マネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆さんも、同じく一時的な調整だと捉えている。

「これまでの歴史的な暴落は、ブラックマンデーやリーマンショック、ニクソンショックといった重大な経済イベントや東日本大震災のような災害など、強烈な外的ショックによって引き起こされてきたものです。これに対し、今回の暴落はそれまでの急ピッチの上昇の反動、いわば自律反落が主な要因です。自律反落でこれだけの下げになるのは珍しい。このような“異常”は、いつか修正されるものです。この下げは待ちに待った押し目買いの好機と捉えてよいでしょう」

 さらに、SMBC日興証券チーフ株式ストラテジストの阪上亮太さんも強気のスタンスを貫いている。

「5月に入って顕著となった“過熱状態”に対する“健全な調整”と考えられるでしょう。日本株を取り巻くファンダメンタルズや金融政策・経済政策の見方が大きく変わったわけではありません」

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