着替え現場もキャッチ! 愛知県名古屋の巨大マネキン「ナナちゃん」を調査

写真拡大

名古屋駅での待ち合わせスポットとして不動の人気を誇るのが、名鉄百貨店メンズ館のエントランスでスレンダーなボディを披露しているマネキン「ナナちゃん」。今日はこのナナちゃんの歴史をレポートしたい。

ナナちゃんは、地元・名古屋人の間での通称は「ナナちゃん人形」であるが、正式名はそのまま「ナナちゃん」。昭和48年(1973)に生まれ、今年でアラフォーに到達した名古屋イチのキュートガールだ。

「ナナちゃんの名前の由来? ここメンズ館は以前、セブン館という名前だったんです。そこから名前がつけられました」。教えてくれたのは、名鉄百貨店広報宣伝部長の諸岡繁久さん。つまり、セブンをななに呼び変えてナナちゃんというわけだ。一般公募らしいが、今ならほとんどオヤジギャグである。

諸岡さんは話を続ける。「元々は昭和47年(1972)にオープンしたセブン館の1周年を記念してシンボルを作ろう!ということになったんです。何がいいかといろいろ探した中で、偶然にも東京の見本市で見かけたのがこの大きなマネキンだったんです」。

百貨店とファッションを連想させるマネキン。しかも身長6.1メートルとメガトン級のインパクトだった。かくしてナナちゃんは日本一の看板娘として、ここ名駅エリアで立ち続けることになった。

何とナナちゃんは日本製ではない。スイス生まれの帰国子女だ。スリーサイズも公開されていて上から2.17、1.80、2.15(メートル)のナイスバディを誇る。ただし体重は600キロ。このナナちゃんはおしゃれだけでなく、広告塔の役割も果たしている。地域の話題やイベント、映画の話題作などに合わせて頻繁に衣装を変えているのだ。

2012年は実に30回近くの着替えを行ったという。着替えるということはタイミング次第ではオールヌードを披露していることもあるということだ。着替えは通常午後5時から始まって8時ごろには終了。「今までもっとも時間がかかったのはスパイダーマンですね。この時は、着替え終わったのが午後11時ごろでした」と諸岡さん。

ちなみに諸岡さんによれば、「ナナちゃんのサイズは普通の女の子の4倍です。だから服の生地はタテヨコ4倍の16倍必要ということになります」という。それを検証したいがために、今までの服のコレクションを見せてくれませんか?とお願いしたところ、「業務委託先の倉庫に保管されてあるので、手元にはなく今はお見せできません」という。残念!

こういったマスコットはいろんなジンクスを持ってるものだが、さてナナちゃんは? 諸岡さんに話を聞くと、少し困った顔をされた。両極のジンクス、うわさ話が広がっているのだという。「実はナナちゃんの股(また)の下を男女で通るとうまくいくってジンクスがあるんですよ」。

なにィ? そんなおいしい話ならもっと広げないと。全国のカップルがナナちゃん目指して名古屋に来るかもしない! 即座に筆者が食いつくと、諸岡さんはしかし!と制して後を続けた。「でも同時に、カップルで股の下を通ると、別れるってジンクスもかなり広がってるんですよ」とポツリ。

ほんとに両極……。どっちやねん!と、心の中でツッコミが炸裂(さくれつ)。こじつけでもいいので、名鉄の公式見解をいただきたいところだ。

「今年40周年でナナちゃんが注目されているので、名駅南エリアをもっと盛り上げていきたいですね」と締めくくる諸岡さん、じゃあ最後にオモシロ写真を撮りましょう! とポーズをとっていただいた。

まずはお決まりの「ナナちゃんポーズ」。次に遠近法を利用してナナちゃんをぐいっと持ち上げる! ナナちゃんの新しい写真撮影方法として、参考にしていただけると幸いである。

●information

名鉄百貨店メンズ館

名古屋市中村区名駅1-2-1