ケビン・ツジハラCEOPhoto by Kevin Winter/Getty Images

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ワーナー・ブラザースの最高経営責任者(CEO)となった日系3世のケビン・ツジハラ氏が、社内改革を積極的に推進していると、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。

ツジハラCEOは、映画部門のモーション・ピクチャーズ・グループのトップを務めたジェフ・ラビノフ氏の辞職にともない、3人の重役を昇級させた。すでにテレビジョン・グループを去ったブルース・ローゼンブラム社長の代わりに6人の重役を昇級させていることから、ツジハラ体制が完成したことになる。

実は、ラビノフ氏とローゼンブラム氏は、ツジハラ氏とワーナー次期CEOの座を争った関係にある。2年前、前CEOのバリー・マイヤー氏が2013年での引退を表明したことをうけて、親会社タイム・ワーナーのジェフリー・ビュークス会長は、ワーナーの次期CEOをテレビジョン・グループ社長だったローゼンブラム氏、モーション・ピクチャーズ・グループ社長だったラビノフ氏、ホーム・エンタテイメント・グループ社長だったツジハラ氏の3人のなかから選考すると発表。そのため、グループ間で対立が勃発し、権力闘争に発達した経緯がある。

今年1月、ビュークス氏はワーナー・ブラザースのCEOにツジハラ氏をサプライズ指名。その結果、失望したローゼンブラム氏はレジェンダリーに移籍。ラビノフ氏も辞職に追い込まれた。ローゼンブラム氏、ラビノフ氏ともにワンマンな経営スタイルで知られたが、ツジハラ氏はチームワークを重視することで知られ、今回の人事がその証拠と言えそうだ。

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