インテル会長、カッサーノ退団を示唆「間違いなく残念だ」

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 インテルのマッシモ・モラッティ会長は26日、クラブ理事会に出席後、報道陣の取材に応え、噂されている元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノが退団に向かっていることを示唆した。クラブ公式HPが伝えている。

 モラッティ会長は今夏の補強方針について、「全てのクラブに言えるが、獲得するためには放出も必要。しかし、同時にできない場合もある。我々はチームを補強するために必要なことをしていきたい。プレーに大きな影響を与えない程度に、何人かの選手を手放せるかどうか検討しながらだ」と、数選手の放出の可能性を語ると、「移籍市場が終わるまでまだ2カ月あるから、あらゆることが起きる可能性はある」とコメントした。

 パルマへの移籍が噂されているカッサーノについて、移籍は残念かと問われたモラッティ会長は、「間違いなく残念だ。あの才能や人を楽しませるプレーはいつまでも恋しく感じるだろう。今まで忘れられないプレーを見せて去っていった多くの選手と同様にだ」と、退団を示唆した。一方、パルマから獲得することが濃厚と見られているフランス人FWイシャク・ベルフォディルについては、「今、報告を受けた。順調に進んでいる」と、交渉の進展状況を明かした。

 ユヴェントスへの加入が決まったアルゼンチン代表FWカルロス・テベスについては、「素晴らしい補強だね。気迫があって豊富な経験を持った選手だから、存在は大きい。無敵なチームはないが、ユヴェントスの攻撃陣にとって大胆な補強だ」と語ると、以前獲得を狙っていたため後悔がないかと問われ、「悔いはない。彼の年俸は約800万ユーロ(約10億円)で、喜んで払いたい金額ではない」と、金銭面を理由に挙げている。