「最も得意とする真のLCC事業に注力」 - エアアジアがANAと合弁事業解消へ

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エアアジア(所在地:マレーシア)は25日、全日本空輸を傘下に置くANAホールディングスとの合弁会社エアアジア・ジャパン(所在地:千葉県成田市)に関して、合弁関係の解消に合意することを正式に発表した。

エアアジア・ジャパンは2011年7月21日に合弁企業として設立されたが、当初よりコスト管理や国内の運航における拠点の決め方をはじめ、事業に対する考え方が両社間で基本的に異なるなどの課題を抱えており、協議を重ねていたという。

エアアジアは払い込み済み株式資本の49%に相当する、25,120の議決権株式及び23,880の無議決権株式を保有している。今回の合弁解消により、エアアジアはエアアジア・ジャパンの株式をすべて、ANAホールディングスに24億5千万円(直近の為替レートで約80,475,150マレーシアリンギット)で売却する。

また、エアアジアからエアアジア・ジャパンに貸し出されていた航空機は、2013年11月1日までにすべて返却され、機材のリースに係る支払いが行われる。加えて合弁解消に際し、エアアジア・ジャパンからエアアジアに対する事業開始からの未払い費用についても清算される予定となっている。

エアアジア・ジャパンは2013年11月1日までに、社名を含めエアアジアブランドの使用を終了する予定だが、エアアジア・ジャパンによる運航は、2013年10月31日まで予定通り行われる。

合弁の解消についてエアアジアグループCEO トニー・フェルナンデスは、「エアアジアは最も得意とする真のLCC事業の展開に注力していきます。日本市場については現在も前向きにとらえており、エアアジアXの好業績が示しているように、LCC事業が更に発展していく可能性があると信じています。日本の空の旅を変革するという我々の目標は変わらず、市場への再参入を検討しています」とコメントしている。

また、今回の合弁解消による、エアアジアグループの中長距離路線、エアアジアXの事業への影響はなく、エアアジアXの日本(羽田、関空)とクアラルンプール間のフライトは従来通り運航される。