アモール・グプテ監督とパルソーくん、“天才料理少女”こごまちゃん

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インド発のハートウォーミング作「スタンリーのお弁当箱」の完成披露試写会が6月20日、都内で行われ、メガホンをとるアモール・グプテ監督、グプテ監督の息子で主演を務めるパルソー君がそろって舞台挨拶に立った。現在、日本では「きっと、うまくいく」(ラージクマール・ヒラーニ監督)の大ヒットで、インド映画ブーム再来の機運が高まっており、グプテ監督は「インド映画が受け入れられるのはとても光栄で幸せなこと。ぜひ私たちの真心こめて作った“お弁当”が日本の皆さんにも届けば」とアピールしていた。

映画の主人公は、明るい性格でクラスの人気者のスタンリー。家庭の事情でお弁当を持参できない彼に、同級生はおかずを分け与えるが、意地悪な先生によってピンチに立たされてしまう。「子どもたちの日常を犠牲にしたくない」というグプテ監督の意向で、撮影は毎週土曜日に最長4時間だけ行い、完成には1年半かかったという。「この子どもに優しい撮影スタイルが、インドでもスタンダードになれば。映画はお弁当を作る母親の愛と苦労をねぎらうために撮りました。描いているテーマは、とても普遍的なのです」(グプテ監督)。

一方、現在12歳のパルソー君は「こんにちは、僕はパルソーです」と日本語で挨拶。「日本のアニメが大好きだから、日本に来ることができてうれしい」と笑顔を見せた。本作で主演に抜てきされ、映画デビューを飾ったが「僕自身は演技のワークショップに参加しているものだとばかり思っていたんだ。パパがカメラを回していたけど、きっと何かの記録なんだろうって(笑)。まさか、それが映画になっているなんて夢にも思わなかった」と述懐。そこで引き出された自然な演技は高く評価され、インド国内最大の映画祭「ナショナル・フィルムアワード」では2012年最優秀子役賞を受賞し「ワクワクしたけど、それ以上に驚いたよ」と語った。

この日は、“天才料理少女”として活躍するこごまちゃんが駆けつけ、グプテ監督とパルソーくんに特製の5段重ね弁当をプレゼントした。

「スタンリーのお弁当箱」は6月29日から全国で公開。

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